集中と選択

今日は妻が仕事で忙しいので、実家に来て作業しています。

着いたとたんにプールをせがむ娘、好きなことに対して即行動、見習いたいものです。

今日は、「選択と集中」について。
自分が投資を始めた頃、「バリュー投資」に特化して勉強しました。

チャート分析やグロース株に手を出さなかったのは、「ひとつに特化させたかった」からです。特化させた結果、一定の成績を上げることができたと思っています。

グロース株もチャートも得意ではないが成果が出せる

現在は、チャートやグロース株投資も判断基準にしていますが、投資を始めた当初は、チャートの読み方もグロース株も(バリュー株と並存することはありましたが)使いませんでした。

チャートに関しては、
「5日移動平均線が、なぜ7日や13日じゃダメなのか」とか、
「ダマシ」があるとチャート分析しても逆の結果になるとか、判断基準を極めるのに難しさを感じたため。

グロース株は、始めた時期が丁度難しい時期だったためです。

そこで、バリュー投資に特化して勉強しました。

バリュー投資に特化した結果

私が、バリュー投資を始めたのが2010年頃。
丁度、バリュー株が買いやすい時期でもありましたが、バフェットの投資法の本を複数読む機会があった幸運もあります。

そこから財務諸表を読み、バリュー投資だけに特化。
起業の独占力や、資産的に安そうな物、EPSの現在価値と株価を比較するなどの判断基準を身につけていきました。

結果、2010年に始めたベトナム株では4年で最大8倍(売った時は6倍)、
日本株も6,7年かけて(古すぎて購入日が不明)最近8倍に達したものがあります。

ひとつの事に特化して、株式投資の基準は「バリュー投資」しか持ちませんでした。

ひとつの事に特化して

仮に、「チャート分析、グロース株、バリュー株」を均等に勉強して、それぞれのチャンスに飛び込んでいたらどうなっていたでしょうか。

おそらく、「全部中途半端」で終わっていたと思います。

バリュー株に絞って、ひたすら財務諸表に特化した勉強法と実践をしていたから、短期間で成果を残すことができました。

これは、投資だけではありません。
税理士試験も多数の科目を同時に受けて共倒れした年が複数あります。

最後の年は、前年に2科目目で受けていた「住民税」を捨てて、「国税徴収法」一本に絞った結果、合格を勝ち取ることができました。

2,3年で税理士試験をクリアできる、才能(敢えて「才能」と言わせて欲しい。)がある人もいますが、凡人であるわたしは、各個撃破するのが最善の手だったのです。

まとめ

今日の結論はシンプル。

「時間や専門性がなければ、ひとつの事に特化して専門性を身につけること」です。

この一語に尽きます。

少なくとも2008年には投資無経験だった自分ですが、5年ほどである程度利益を出すことができました。
株式投資なので時期や運もありますが、「ひとつの事に特化」した事が大きいと思います。

自分も色々なものに目移りするので否定はできません(自分も未だにそうです。)が、
才能のない(少ない)方が天才に対抗できる手段は「ひとつの事に特化」することだと思います。

「特化せよ!」

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