おはようございます。
リュウです。
あなたは、マキアベリズムというものをご存知でしょうか。
目的のために手段を選ばず、
人の心をうまく使う考え方のことで、
賛否がありますが、とても実用性に富んだ学問です。
今日紹介する本は、
マキアベリズムの特化した本として有名な本です。
権力(パワー)に翻弄されないための48の法則〈上〉 ロバート・グリーン
この本は、権力(パワー)を手に入れるために、
48の手段が書かれている本です。
その中のいくつかをあげてみる、
・あまり完璧に見せてはならない
・物を信じたがる人間の性向を利用して、盲目的な信者を作れ
・壮大なものを見せて人の目を釘付けにしろ
・選択肢を支配せよ-自分に都合のいいカードを引かせる-
・自分の手を汚すな
法則のタイトルから推測できそうなものを抜粋してみました。
結構ひどいことが書かれていますが、
歴史的に名を残している人も、
意図してかそうでないかは別として、このような法則を用いています。
これらの法則が24ずつ、
上下巻に分かれて書かれています。
一言で言うと人身掌握の術といえるでしょう。
1つのテーマについて、
・法則に従った成功例
・法則に従わなかった際の失敗例
・権力(パワー)の手に入れ方
が書かれています。
結構えげつないことが書かれており、
人間倫理としてはエグいものもあります。
ただ、間違いなく言えることは、
これらの戦略を意図的に使うことで、
目的のために人心を掌握するのに適した本であるということです。
マキアベリズム自体、
人道的な意味合いで反論があるのですが、
これらの方法を良い意味で利用すればとても役立つ本です。
今回読んだのが下巻ですが、
大分昔に上巻を読みましたので、
また、読み返した際に、紹介できればと思います。
スタンダードなビジネス書に比べ、
分量が尋常じゃなく多い本です。
役立つ知識が豊富です。
かなりオススメします。
追伸:
読んでみるとわかるのですが、
作家のロバート・グリーン氏の知識にはビックリさせられます。
当該書籍の引用元のネタを見ればわかるのですが、
氏の生まれのイギリスの歴史に限らず、
日本の千利休がでたり、
三国時代の武将を例に出したり、
幅広い知識に驚かされます。
そういった意味でもオススメしたい本です。
原著しかないのですが、
著者の別の本を読みたいところです。
権力(パワー)に翻弄されないための48の法則〈上〉 ロバート・グリーン
リュウ
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(平成22年6月4日現在 287冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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