おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、
投資家W.D.ギャンの投資ルールの解説本です。
W.D.ギャン氏は、
1930年代の投資家で、
資金管理の法則や、ロスカットの解説など、
初学者が読んでわかる構成になっています。
構成としては、
前半の100ページくらいは、
現代の投資環境についての内容及び、ギャン氏の生い立ちなどが書かれています。
100ページ以降の後半は、
ギャンが打ち立てた28のルールを元に、
損をしない戦略について書かれており、著者がそのルールを解説しています。
この本を一言で言うと【リスク管理】です。
ついつい株式を勢いで買って、勢いで売ってしまい、
損をした経験がある初心者が読むのに適しています。
個人的にはロスカットを詳しく書かれていることと、
「資産を10分の1ずつ10個に分けて、それ以上損が出る取引をしない」
というくだりです。
会社の株式を購入した方は、
必ず上がるだろう(売りの場合は下がる)と思い込んで失敗します。
必ず引きを理解し、その損失を最小限にする必要があるのです。
これは、ギャンが考えている以外にも、
比較的買った株を持ち続けているウォーレン・バフェット氏の考え方にも似ています。
タイトルの「必勝法」・「伝説」は、
売り文句だと思います。
必ず勝てるわけでも、
伝説と呼ばれるほどレアな情報もありません。
あくまで、株式取引を始めた方が読む本だと思います。
ただ、大きな成功をした相場師でも、
大失敗で市場から退場した話があります。
リスク管理について丁寧に書かれているこの本は、
読む価値はあると思います。
オススメします。
リュウ
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(平成22年6月1日現在 284冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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