バフェットの教訓 16~20

リュウです。
今日は、「株式投資は誰でも成功するチャンスがある」ことを教えてくれた名言です。

No.16

 めざましい結果を得るのに必要なのは、

 必ずしもめざましい行為ではない

バフェットは、自分の資産を5,60年かけて何十万倍にもしたのですが、
彼は、「一晩で」自分の資産を何倍にしたというわけではありません。

本によると、
バフェットの目指す運用の年間収益率は20%。
決して200%ではありません。

しかし、20%の運用を50年間続けてみるとわかるように、

1.20 ^ 50 = 9100.438

自分の投資資産を9000倍にすることが出来ます。

時々、FXなどのニュースで、
1年間に自分の資産を10倍にしたというような宣伝が流れていることがあります。

1年間で10倍ということは、
4年間で1万倍です。

今まで、たくさんの投資家たちが運用をしてきましたが、
そのような運用率をあげた人はいません。

短期的には成功していても、
長期的に崩れてしまうのです。

バフェットはそういった、
いわゆる「おいしい話」をするのではなく、

15年間で自分の資産を10倍にする、というような考え方で行動をしています。

短期的な成功者の話を聞きつつも、
自分の正しいと思った行動を維持し続けて、
バフェットは450億ドルの資産を築くことが出来ました。

 

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リュウです。

今日は第17回。
「株式と企業」について。

No.17
株式はビジネスの細片とみなすべきだ

バフェットは、好んでこの言葉をよく使います。

株式とビジネスとの関係が離してしまうと、
思わぬ落とし穴に落ちることがあります。

バフェットがよく使う指標に、
企業の年間収益を株式で割り返した、
EPS(1株あたりの収益)というものがあります。

企業が成長していけば行くほど、EPSは成長します。
(自社株買いなど他手段もありますが)

バブル期には、株価が企業の成長率を越え、
普段EPSの15倍程度で収まるものが、
EPSの100倍になるようなこともあります。

これを正常な状態と見るか、
それとも、現状のビジネスに対して異常な状態と見ることができるか。

株式というものを単なる賭けの道具のように考えず、
あくまで企業の一部であることを忘れてはいけません。

そうすることで、

10~20年に1回来るバブルで、
企業価値に対して評価されすぎた株式を売り、
その後の暴落で、企業価値に対して低すぎる企業を購入できるわけです。

「株式は企業の一部である」

これは長期投資で、とても大切な心がけです。

 

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リュウです。

あなたは、投資を行う基準の選定にどのような手段を使いますか。

企業情報、投資関連書籍、投資家の意見などなど、
様々な情報があると思います。

今回は、投資における「他人の賛同」についてです。

No.18
わたしの場合、
集団的意思決定とは、鏡をのぞき込むことである

バフェットは、投資のアイデアを実践する前に、
他人の意見を参考にはしない。

なぜかというと、彼の投資手段は、
「一般大衆と逆をいっているから」のようです。

彼の投資した銘柄と時期を見てみると、
多くの銘柄は、誰もが欲しがっていないタイミングで購入しています。

サラダ油事件で暴落した「アメリカン・エキスプレス」を買い、
倒産寸前の「GEICO」を買い、
不調でさらに低評価されすぎた「ワシントン・ポスト」社を買いました。

それぞれものすごい運用益を上げていますが、
当時は誰もが見向きをしなかった銘柄なのです。

もし、バフェットが周りの評価を期待して、
これらの銘柄を購入すべきか問うていたら、
ほぼ間違いなく購入を断念し、一般投資家と同じような運用結果に落ち着いたことでしょう。

彼は、自分自身の分析を信じ、
グレアム先生がいうように、
必ず正当な評価をされるようになるのを辛抱強く待ちました。

そして、ほとんどの銘柄でバフェットの判断が正しいと認められ、
正当な評価になった企業で、大きな利益を上げることが出来たのです。

決して、集団の意思決定に影響されることはありません。
あなたは、投資先の企業について正しい判断をすればよいのです。

あなたの正しい判断は、
やがてみんなに正しいと判断と理解されるようになるでしょう。

 

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リュウです。

今日は第19回。

No.19
5兆ドル規模の米国市場で儲けを出せていないのに、
海外市場に河岸を帰ればきっと、
本領を発揮できるはずと考えるのは、
希望的観測にすぎるだろう。

なかなか重い言葉です。
自分も海外市場に投資をしているので。

ただ、この言葉は裏を返すと、

米国市場で儲けを出せているのなら、
海外市場でも利益を出すことが出来る。

という考え方も出来ます。

実際に2003年に、
バフェットはペトロチャイナという石油会社の第2位の株主(1位は政府)となり、
大きな利益を上げています。

個人的には、ROEも低く、不況が続く日本ですが、
日本の株式市場ですら、「長期投資で利益を出すことはできる」と思います。

優良な株式は、そこまで多くはない(と思っている)のですが、
その企業の株式が正当な評価をされていないときが、たびたびあるのです。

そこで投資を行い、長期的に見守ることで、
大きな利益を手にすることが出来ることでしょう。

わたしがベトナムに投資をしたのは、
ROEの高さと、人口統計、そして国内の雰囲気でした。

これは、日本市場が悪いのではなく、
ベトナムが明らかに成長過程に入っているからです。
明らかに勝率が高いと判断しているからです。

海外投資を始めるのも大事ですが、
日本市場で勝つためにどうしたらいいかをよく理解してから挑戦すると、
大きな結果を出すことが出来ることでしょう。

 

 

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リュウです。

今日は第20回です。
大分語ってきましたが、まだまだ先は長いです。

第20回は、「投資先の企業の経営陣とビジネスタイプ」です。

書いてみると複雑な言葉に聞こえますが、
簡単なことです。

No.20
愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい。
なぜなら、いつか必ず愚かな経営者が現れるからだ

今後出てきますが、

経済基盤が悪いビジネスに、すばらしい経営者を迎え入れたとして、
無傷で残るのは、ビジネスに関する噂である。(No.24 P50)

という言葉があります。

バフェットが購入した企業の多くは、経営陣も優秀な企業が多い。

とはいえ、経営者が優れていることも当然重要な要素ですが、
優れた経営者があなたより長生きするとは限りません。

そのため、ビジネスモデルそのものが魅力的である企業を選ぶべきといえます。

愚かな経営者が出てくることを不安視するような企業は、
長期的な投資価値のある会社とは判断しづらいのです。

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