おはようございます。
リュウです。
今日は、ある本に紹介されていた、
人生計画について語られた本を紹介します。
著者の大前研一氏は、
経済学関係で名前を聞いた人も多いかっと思います。
そんな彼が還暦前の半生を語った上で、
どう生きるかについて語っています。
この本は全体を通して、彼の自慢話に終始しています。
主に、彼が世界で経験したさまざまな経験を語っていました。
世界がどうなっているのかは、その時勢によっても変わってくるので、
大体の大枠しかわからなかったのですが、
彼が世界で飛び回りさまざまな経験をしている姿は、まさに自由人を体現しています。
一番聞いてなるほど、と思ったのは、
大前氏はヤマハの会長さん川上源一氏の生き方を尊敬しているようです。
彼のすごいところは、
【「知的好奇心と行動力と事業化への取り組み」を三位一体で全てこなす】ところにある
彼は、勉強で得た知識は少なかったが、
孫子の兵法をこよなく愛し、そしてたぐいまれな好奇心と構想力で、
今日のヤマハと、ヤマハ発動機、そしてヤマハ音楽財団の基礎を作った。(P63)
タイトルにもある「やりたいことは全てやれ!」に通じるところがあります。
他には、ノウハウ的なものとして、
世界について博学になるための方法。
彼は、世界のさまざまなことについてこの本で書いています。
公演などでもそれを語ることにより、
地元の人に「彼はこの国を理解している」と信頼されることができています。
そんな彼は、短時間でどうやって世界のさまざまなことを知ることができているのか。
それは、地元の「不動産屋さん」と共に町を回るからである。
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大前氏は、まず新しく行くところでは必ず不動産屋を回ることにしているようだ。
家の相場を聞き、かなり高そうな部類の家を回りたいと言う。
翌日にホテル前で待ち合わせ。
ここで高級ホテルから出てくれば彼らの、期待に満ちた表情が見られる。
彼らも車で来ているので、ハイヤーは必要ない。
まず、彼らに
「どの家からでも良いが、町の中心部からどのくらいいるか知りたいので、
主要なランドマークを案内して、そこから最初の家に言ってくれ。」
と頼む。
これで町の観光はひとまず済む。そこから先も大体決まっている。
彼らは自分の売りたいところ3件くらいに連れて行ってくれる。
大切なのはその間、絶え間なく質問することだ。
通勤の手段、車の値段、家を買った場合の税金、
減価償却は認められるのか、外国人は不動産を所有できるか、
普段を留守にしているがお手伝いさんは簡単に見つかるか、それはいくらか、
保険は、ローン金利は、抵当はいくらまで認められるか等聞いてみる。
そして、このアプローチの一番の醍醐味の「人が住んでいるところを間近で見られる」というものがある。
食べる料理屋食器の使い方、セキュリティや子ども部屋の広さなど、
実際に開けてみて見ることができる。
本当に買いたい人ならば天井裏まで見るのだから、
それをしても嫌がる不動産屋はいないそうだ。
さまざまな文化を知り、中の上の家庭の生活感覚が体に身に付くのである。
最後は、「じゃあ」ってなもんで、次のアポがあるからと不動産屋にホテルまで送ってもらう。
「いつまでいるのか」ときかれたら、今回は短いがよく来ているので連絡するよといってお別れする。
不動産屋の場合、ここでお金もチップもとらない。
名刺一枚をわたすだけでよいのだ(P113)
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なんとも痛快で、楽しい、そして文化を深く知ることができるいい方法です。
ある程度会話ができないといけませんが、
世界を知る上で不動産屋はとてもステキな仕事なのかもしれません。
本題に戻りまして、
彼は、死ぬまでに財産を溜め込み、
美田を子どもたちに残す日本文化をやんわりと否定しています。
自分自身がやりたいことを全部やり、
大往生できる姿を理想としているのかもしれません。
引退時の65歳より、75歳のときの方が貯蓄が増えているそうです。
(この本は2001年出版の本なので多少事情が変わってると思いますが・・・)
これらを溜め込まず、どんどん使っていくことで、
日本経済が良くなるというようなことを最後に触れて、この本は終わっています。
やりたいことをやりきる人生は良いものです。
私も見習いたいところです。
この本は、タイトルに一番言いたい事が来ています。
「やりたいことは全部やれ!」
リュウ
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