【本】サブプライム後の新資産運用

おはようございます。

リュウです。

投資に関して、中原圭介氏の本が面白いので、

最近興味を持っています。

彼は、サブプライムローンの崩壊を2年前いに予期していた方です。

また、本では、株式の攻略などを実践的なレベルで出していて、

とても参考になります。

今回はサブプライムローン崩壊の直前に出された、

2008年7月の本です。

サブプライム後の新資産運用 中原圭介

日本がこれから他国に比較して衰退していく中で、

海外にも目を向けた投資をする必要があります。

結論から知りたい人は第4章から読むといいかと思います。

P175ページにオススメのポートフィリオ(投資用資産の配分)が書いてあります。

20~30代の方のパターンをここに紹介します。

景気拡大期では、

株式で60%(国内60%、海外40%)

外貨預金で30%(ユーロ50%、ドル20%、ポンド、豪ドル、NZドルの高金利通貨各10%)

現金(預金)で10%

低迷期では

株式で0

外貨預金で50%(上記と同様)

現金で50%

で持つように勧めています。

ユーロは将来第2の通貨として安定するというところから、

ユーロを優先として持つようです。

株式は、分散投資するくらい大きなお金がないと思われるので、

ETFなどの相場そのものに連動した金融商品に投資をすると良いとしています。

なお、FXはギャンブル性が高いので、

ギャンブルとして行うようにしてください。

以下、簡単に概要を説明。

第1章で、かつて勧められていた、

国際分散投資と、長期投資のデメリットを教えてくれます。

国際分散投資の弱点は、

1 金融グローバル化により、相場が世界的に連動したので分散してもリスクが同じになった。

2 個人で資産管理しきれない

です。

長期投資の弱点は、

運用し続けなければいけないという観念から、

相場の下落時にも手を出し続けてしまうことです。

また、投資信託に任せるような戦略を銀行等は勧めてくるかと思いますが、

手数料が高すぎて、銀行に有利な投資方法となっており、利点は少ない。

2章では、世界の相場の読み方について

3章では、外貨預金をすることを勧めています。

彼は、我々一般投資家だと難しい相場の読み方に対し、

比較的相場を読みやすいものに投資をし、

日本の低迷を予想し海外にも分散することで成功を目指しています。

また、日本の景気回復についても触れています。

日本は法人税と、投資にかかる税率が高い。

特に法人税は世界各国で下げているのにもかかわらず、

日本では世界最高の40%を取っています。

法人税という目先のものにとらわれず、

税率を下げ、株価を押し上げ、正規雇用を増やし、

消費税率で最終的に税収を増やす手法を望んでいます。

全体的な日本の景気が良くならないようでしたら、

海外への投資を考えた方がいい。

と著者は述べています。

【資産運用の方法に迷った方】は、

ぜひ読んでみてください。

このようなじっくり増やすやり方は好き嫌いあるかと思いますが、

日本が衰退気味の現状で、海外に目を向けることが重要だと思われます。

良書です。

サブプライム後の新資産運用 中原圭介

リュウ

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【今まで紹介してきた本のリスト】

(11月29日現在 102冊)

 あなたの読書の参考になるとうれしいです。


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