バフェット・コード 2

おはようございます。

リュウです。

今日もバフェット・コードの続きを考察して行きたいと思います。

1978年、

バフェットは、SAFECOという損保会社を購入します。

これは、GEICOという損保会社と同業です。

彼がこの企業に注目したのは、簿価の安さでした。

これは、彼の師こと、ベンジャミン・グレアム先生の教えに従った購入の仕方でした。

簿価の安さで投資する手法とは、

おおざっぱにいうと、「貸借対照表」を見る手法です。

一番単純化すると、

「本来、100円の価値のある企業が50円で売ってる時を見て買う」という方法です。


条件としては、

「貸借対照表の資産から負債を引いたものが大きくプラスであること」が、

判断基準になります。

株価指標で現在も良く使われている、

PBR(株価純資産倍率)の値が低い企業は、これに該当することが多いです。

ところが実際は、

すべての資産に価値があるわけではありません。

(そのため、PBRの値が低いだけでは当てにならない)

売りようがなくなった固定資産、古くなった棚卸資産など、

資産価値が既にないようなものもあります。

そのため、流動資産、特に現金や短期投資部分、

人によっては売掛金(にいっていの掛け率をかけたもの)を加えたものを「資産」とします。

(固定資産は、計算に加えることはないようです。)

「資産から負債を引いた残りの額」が、

現在の時価総額の3分の2以上だった場合について、

グレアムは「安全域」と定義し、

ほぼ下がらない株価の価格帯としています。

また、万が一の解散価値が高い企業、

もしくは「キャッシュリッチな企業」ということになります。

安全域:    資産 - 負債 > 時価総額 × 2/3

1978年のSAFECOの投資に現れているようなのですが、

当時の簿価を入手できなかったので、どの程度の簿価(ブックバリュー)を元に購入したかは、

定かではありません。

しかし、はっきりと安かったと判断できたので大きく投資したのだと思います。

当初のバフェットは、

グレアム先生の影響を大きく受けていたため、

簿価による投資をメインでしていました。

後に、F・フィッシャーの「成長株」の概念を元に、

さらに投資法を進化させることとなります。

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