不況なのになぜ円高になるのだろう

スノー・ボールも読み終えたので、
しばらく雑談をしたいと思います。

最近、円高がさらに進行しています。

円高なので、
他の通貨(特にドル・ユーロ)が安くなってきているということになります。

通貨の強さは、国の経済力の相対性を現していると思っていたのですが、
株式でいうミスター・マーケット氏と同様、不思議な動きをするのかもしれません。

一見、米国の市場などを見てみる限り、
ダウ平均が伸びているので悪くはなさそうなのですが、
それでも円高は続きます。

東日本大震災や、その後の原発(と電力)問題で、
日本が緩やかな不況状態になっているにもかかわらず、
他国はそれより状態が悪いとするならば、
世界経済は思ったより深刻なのかもしれません。

1ドル=79円
1ユーロ=112円

辺り(平成23年7月22日現在)で推移しています。

この金額を、「安くドルが買える」と読むか、
「もっと円高は続く」と読むかは、なかなか難しいところです。

1ドル=360円の時の1円の円高と、
1ドル=79円の1円の円高では、その違いはかなり大きいものです。

そのためここまであがりきってしまうと、
円安に向かいやすい環境だと個人的には思います。

円高は、海外資産を購入するチャンスでもあります。

FXはレバレッジが怖いので私はあまり関わってはいないのですが、
海外の株式を購入したり、MMFや高金利通貨などへの投資をする時期としては、
なかなか良いチャンスに感じました。

8月から、FXの規制が50倍から25倍がMAXになるため、
FXなどをしている人も大変苦労されているかと思います。

しかし、ここはうまく乗り切って、
強い通貨、円を今のうちにゲットしてみるのもよいのかもしれません。
—–

コメント

タイトルとURLをコピーしました