リュウです。
今日は第33章。「解散」です。
1969年秋、大きな決断をします。
バフェットはパートナーシップと食料品店を店じまいしたのです。
バフェットは、自分の力で成功する投資先を見つけ出すのが、
いよいよ困難になってきたためです。
アメリカの市場が、ここ20年で一番活気付いていたころでした。
解散時にもバフェットは、
パートナーシップに参加してくれた相棒たちに、株か現金かを選択させ、
今後の資産運用を任せる相手を選び、
相棒たちが今後不便をしないように配慮しています。
そして、解散が決まった1969年秋、
バフェット家でパーティを開きました。
派手好きとはとてもいえない、
バフェットらしからぬ行動ですが、
いろんな人が自由に参加し、楽しい空間となりました。
そして、彼はパートナーシップを解散しました。
この辺りから、スージーとバフェットの関係が少し変わってきます。
次章から徐々にその雰囲気が変わってくることになるのですが、
仕事に専念するバフェットと、それ以外のことをするスージー。
彼らの家庭は資産こそありましたが、
子供たちもふくめ、幸せだったかというと難しいところだったのかもしれません。
パーティを思い起こしたときのスージーのセリフ。
「あんなにたのしいことはなかったわ。終わるのが嫌だった。」(P549)
次章以降、二人の心の距離が彼女の心を物語ります。
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