今日は、アメリカの有名なヘッジファンドだった、
タイガーファンドの創始者、J・ロバートソンの伝記を読んでみました。
主に注目したのは彼の投資法だったのですが、
彼の歴史は載っているものの、
投資法についてはそこまで語られていませんでした。
ロバートソン氏もバリュー投資家への道を歩んでいましたが、
彼はテクノロジー株の隆盛にともない、清算を余儀なくされることとなりました。
そこまでの20年間の過程を追うと、
実に年25%近い複利を上げ続けていた計算になります。
しかしながら、生き残ることが大切な投資家にとって、
清算になってしまった部分は非常に残念です。
バフェットが生き残り、ロバートソン氏が生き残れなかった部分について考察してみると、
どんなにテクノロジー株の上昇で締め上げられていても、
「バフェットは無視した」ことで生き残りました。
ここが大きいと思います。
逆にタイガーファンドはそこを耐えることができず、
清算をすることになりました。
他のバリュー投資家とほとんど準拠する投資法なので、
真新しいところはありませんでした。
彼の中で大切にしたい言葉。
・フリーキャッシュフローが16~20%を維持できる会社
・高レバレッジをかけすぎない(6章P139 ただ、12章では推奨しているのでなんともいえないところ)
主にバリュー投資家として大成したファンドマネージャーだと思います。
おそらくドットコムバブルを乗り越えられたら、
バフェット並(以上)のスコアを残した方になったかもしれません。
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