最近は、他人のお金を運用するにあたり、
他人がどう運用しているかを研究しています。
今回は、「カリスマ・ファンドマネージャーの投資極意」という本を読んでみました。
著者のひとり、アンソニー・ボルトン氏は、イギリスのピーター・リンチと呼ばれている方で、
彼が運用する、フィデリティ・スペシャル・シチュエーション・ファンドは好成績を挙げていたようです。
本のおおよそは、彼の運用したファンドの成績について集約されているのですが、
後半第4章に彼が学んだ教訓列挙されています。
その部分を引用しておきます。
1 事業分野とその質を理解する
2 ビジネスを動かす変動要因を理解する
3 複雑なビジネスよりは単純なビジネスを好む
4 経営陣から直接話を聞く
5 「危険をともなう」経営者は絶対避ける
6 群衆の二手先を考え、試してみる
7 貸借対照表上のリスクを理解する
8 アイディアを広範囲に求める
9 企業内部者の公開取引情報に注目する
10 定期的に投資テーマを再確認する
11 株式の購入価格を忘れる
12 過去の運用成績の要因分析は時間の無駄
13 絶対バリュエーションに注意を払う
14 もうひとつの指標としてテクニカル分析を使う
15 マーケット・タイミング戦略とマクロ情報だけによる投資を避ける
これらは、バフェットと共通のポイントもいくつかあります。
1,3,4,5,7,8,13,15が特に傾向が顕著に出ています。
おそらく、10,14もバフェットは実践していたかと思います。
こうしてみてみると、
ファンドマネージャーの考えることは似るのかもしれません。
彼らは、逆張りを好み、バリュエーションを大事にします。
そして、マクロではなく、ミクロを好み、
自分の投資に一貫性を持って(例外を極力作らず)行動しています。
参考になる本でした。
他にもいくつか他の投資家の本を読みたいところですね。
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