おはようございます。
リュウです。
今日は第13章、
「株式投資に関する10のチェック項目」です。
やや分量があるので、
今日、明日の2回で10項目について書きたいと思います。
前半の5項目については、以下のとおりです。
1 ROE(株主資本利益率)は高く安定しているか
2 ROTC(総資本利益率)もたかく安定しているか
3 利益のトレンドは上向きか
4 多くの長期債務を抱えていないか
5 持続的な競争力を持つ製品やサービスを持っているか
1つずつ解説していきます。
1 ROE(株主資本利益率)は高く安定しているか
まず、「一貫して」高いROEを維持できている企業を探すことが重要です。
手元にある資産でどの程度の利益を上げることができるか。
株主資本(自己資本)利益率(ROE) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
が定義になります。
アメリカだと、過去50年間の平均ROEは12%ですので、
それを越える企業を見出します。
また、「一貫している」ことがじゅうようで、
ある年は30%、ある年はマイナスのROEの会社はあまり安心とはいえません。
個人的には、四季報を使って
ROEが前期と今期が高ROEの企業を調べて分析を始めます。
SBI証券で口座をお持ちの方は、スクリーニング機能を使ってみたり、
MSNマネーなどで過去の部分を調べてみるのも良いかと思います。
2 ROTC(総資本利益率)も高く安定しているか
ROTCというものが聞きなれない基準だったので、
いくつか調べてみたところ、
ROTC≒ROAのようです。
簡単に言うと、ROEに株主持分比率をかけたものです。
すなわち、借金に頼った経営をすると、
ROEは高いのですが、ROAは大幅に下がることになります。
4番目の項目でも書いていますが、
バフェット氏は借金が多い企業を望ましいとしていません。
継続的に高い水準を維持できている企業であることが望ましいのです。
ROTC(ROA)の基準も12%以上としています。
3 利益のトレンドは上向きか
1株あたりの収益が、継続的に上昇している企業が望ましい。
これは、企業が成長しているか否かを示す基準だからである。
過去10年分くらいのEPS(1株あたりの収益)の推移を見て、
バフェット氏は判断してきたようです。
日本の企業で過去10年分のEPSの推移を見ることができるサイトは、
MSNマネーです。
ある程度継続的な伸びを果たして、
かつ、一時的にEPSが下がった時が、
近視的な投資家が手放した企業を手にするチャンスなのです。
4 多くの長期債務を抱えていないか
持続的な競争型の企業は、キャッシュを稼ぎ出す能力を持っている。
そのため、企業は資金の借り入れを行うことは原則的には、ほぼない。
目安としては5年以内で、
長期債務を返済できるほどの利益を上げている企業、
もしくは無借金の企業が望ましい。
保守的な経営を行っているか同化が重要なポイントです。
補足にも書いてあるが、
金融機関だけは例外で、企業の性質上負債が大きめになる。
高いROEを持っていることが重要となる。
5 持続的な競争力を持つ製品やサービスを持っているか
1~4の条件を満たす企業を見つけたら、
今度は実際に、その企業が売っている商品を見に行ってみるといいでしょう。
その商品は店を経営していくために必要な商品か、
その商品がなくなったら売上が減少すると思うか、
店舗やインターネット、業界で働く人に質問をしてみると良い。
長い間、常に消費者が繰り返し利用し続けている製品を見つけ出すのです。
次回は後半の5つを紹介します。
は、
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