こんばんは、リュウです。
ようやく、遠出から帰ってきました。
今回は第18章、
マネーマスターズ列伝のまとめの章の紹介で終えたいと思います。
色々な投資家が、
色々な投資法で成功を挙げてきました。
自分の場合、バフェットの投資法が気になって、
投資について学ぶことが多かったので、
彼との違いをメインに読み、調べてきました。
長期的な投資家と、
トレーダーのような短期的な投資家、
それぞれが成功哲学を持っているようです。
恐らく、その投資家が行っていたときは、
その投資家の方法が最善手の1つであったことは間違いありません。
そして、現在通用するかはわからない部分があります。
しかし、一ついえることは、
これで勝てるという手段を見つけ出したら、
その手段を大事に、あれこれと作戦を変えることが危険ということです。
(これは柔軟さを持つなという意味ではありません。
ピーター・リンチは、その柔軟さで本当にいい株を見つけ出しています)
株式投資で、お金を増やすという意味で考えると、
成功法則としては、
・価値のある(時に株価が上がるだろうということのみに特化した)株
・しかしみんなが気づいていない株
を買うことのようです。
その方法として、
・実価値より株価が低いことを売買基準とした「バリュー投資」
・数年後の成長が予想されることを元に現在価値の高低を売買基準とした「成長株投資」
・見放されている魅力的な分野を購入する投資法
などがあるようです。
これら以外にも、
株式投資として推奨できる投資法則があるかもしれません。
しかし、みんながその方法を実践することで、
その方法で見つけ出せる株式の株価が上がってしまい、
利益価値が下がってしまうのです。
P465では、それらの視点を基本として、
長期投資に向く、8つの大切なことを書いています。
(著者はまとめとして普遍原則のように書いていますが、
一部は短期投資には向かないと思います)
1 株式投資はその会社の一部を所有することだと考えること
2 不人気な時に買うこと
3 辛抱強く持つこと
4 しっかりとした根拠なしに投資をしないこと
5 高利回り(成長率、配当利回り含む)は落とし穴であることが多い
6 現在既に割安な銘柄か、将来の高成長を考慮すれば、
割安になることがほぼ確実といった銘柄を買うこと
7 市場が沸騰していたら手を出さず休むこと
8 柔軟性を持つこと
逆に手を出すべきではない8つの原則をまとめている
1 人気株には手を出さない
2 一時的な流行業種を追わない
3 設立直後のベンチャービジネスに手を出さない
4 世間で既に定評のある成長株は疑ってかかれ
5 重工業は注意すること
6 巧妙な趣向を凝らした金融商品には手を出すな
7 債権は元本保証だと勘違いしないこと
8 テクニカル分析は手を出さない
高づかみをしないための教訓だと思います。
債券に関しては今後勉強しなおしたいと思います。
そこまで深い知識がないので、
どの程度の金融商品か読むことができませんでした。
以上により、
17人の中身をまとめた第18章を終えます。
この本を読んで思ったのは、
割と成功する投資家は、
似たようなことを考えているのだということ。
成功するか否かは、必ずしも知識的なものではなく、
安いときに投資する強さ、
高いときに投資をしない強さ、
というような「意思」による部分が大きく感じました。
そしてもう一つ、
「成功者も失敗している」ということ。
失敗した時に何を学べているかで、
成功者と、失敗し続けている人の違いが判るのかも知れません。
とても参考になる本でした。
次以降の投資関連の本は何にするかまだ決まっていません。
数日間、適宜合間を見て考えたいと思います。
—–
コメント