(384回)影響力の武器(その5)

おはようございます。

リュウです。

今日は、影響力の武器も5回目になります。

次回で一段落をつけたいと思います。

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか R・チャルディーニ

今回は、第5の影響力の武器、「権威」と、

●権威について

あなたは「機長症候群」という言葉をご存知でしょうか。

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機長が命令したものは絶対である。

それが間違ったことであったと気づいても絶対的なものである。

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航空機のパイロットの言葉、医者と看護師の関係などが当てはまります。

こういった権威者の言葉を聞いた人は、

彼らから大きな影響力を受けます。

では、どうすれば「権威」があるように見えるのか。

著者は大きく以下の3つのポイントが、

「権威」を持ってるように見える要因となるようです。

1 肩書き

2 服装

3 装飾品

この3つをそろえることで、

相手に無意識的に影響力を与えることが可能です。

1 肩書きについて

あなたは、大学教授がいった言葉と、

無名の方がインタビューで言った言葉、

どちらに説得力を感じるでしょうか。

人は名実にそぐわない肩書きをつけたがる傾向があります。

○○研究所 所長など、肩書きをつけてみることで、

自分の価値と影響力を持つことができます。

2 服装について

先ほどの機長症候群で挙げたように、

パイロットや医者は、影響力を持つ人物です。

彼らの服装は、他の職業にない独自のものです。

もし私が、パイロットの服装を真似て飛行機に乗り、

乗客に話しかけます。

「申し訳ありませんが、離陸の際はシートベルトをしめていただけますでしょうか。」

これが、私がもし私服だった場合と比較し、

彼らの対応が大きく変わることがわかるかと思います。

3 装飾品について

著書によると、

軽自動車が鳴らしたクラクションと、

高級車が鳴らしたクラクションでは、聞いた者の対応が変わるようです。

王冠をかぶった王様、

印籠と水戸黄門。

弁護士バッジと弁護士。

もし仮に、私が水戸黄門様から印籠を奪って、

他者に見せたとします。

すると私を権威者として扱い、

影響力を与えることになるでしょう。

これら3つは、それぞれの【職業や地位を表すシンボルのような役割】を、

果たしているのではないかと思います。

防衛方法としては、

本当にその道の権威者であるか、

また、権威者であることが良いことか。

について冷静に考えてみることです。

逆に、これを利用するならば、

それぞれの地位にかかるシンボルを身につけることで、

あなたは権威者と見られることでしょう。

表面だけで影響力を与えることができる、

大きな武器となるでしょう。

次回は最終の第6の影響力の武器「希少性」についてを紹介します。

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか R・チャルディーニ

リュウ

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【今まで紹介してきた本のリスト】

(平成22年9月9日現在 375冊 / 383回

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