おはようございます。
リュウです。
今日は、影響力の武器も5回目になります。
次回で一段落をつけたいと思います。
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか R・チャルディーニ
今回は、第5の影響力の武器、「権威」と、
●権威について
あなたは「機長症候群」という言葉をご存知でしょうか。
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機長が命令したものは絶対である。
それが間違ったことであったと気づいても絶対的なものである。
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航空機のパイロットの言葉、医者と看護師の関係などが当てはまります。
こういった権威者の言葉を聞いた人は、
彼らから大きな影響力を受けます。
では、どうすれば「権威」があるように見えるのか。
著者は大きく以下の3つのポイントが、
「権威」を持ってるように見える要因となるようです。
1 肩書き
2 服装
3 装飾品
この3つをそろえることで、
相手に無意識的に影響力を与えることが可能です。
1 肩書きについて
あなたは、大学教授がいった言葉と、
無名の方がインタビューで言った言葉、
どちらに説得力を感じるでしょうか。
人は名実にそぐわない肩書きをつけたがる傾向があります。
○○研究所 所長など、肩書きをつけてみることで、
自分の価値と影響力を持つことができます。
2 服装について
先ほどの機長症候群で挙げたように、
パイロットや医者は、影響力を持つ人物です。
彼らの服装は、他の職業にない独自のものです。
もし私が、パイロットの服装を真似て飛行機に乗り、
乗客に話しかけます。
「申し訳ありませんが、離陸の際はシートベルトをしめていただけますでしょうか。」
これが、私がもし私服だった場合と比較し、
彼らの対応が大きく変わることがわかるかと思います。
3 装飾品について
著書によると、
軽自動車が鳴らしたクラクションと、
高級車が鳴らしたクラクションでは、聞いた者の対応が変わるようです。
王冠をかぶった王様、
印籠と水戸黄門。
弁護士バッジと弁護士。
もし仮に、私が水戸黄門様から印籠を奪って、
他者に見せたとします。
すると私を権威者として扱い、
影響力を与えることになるでしょう。
これら3つは、それぞれの【職業や地位を表すシンボルのような役割】を、
果たしているのではないかと思います。
防衛方法としては、
本当にその道の権威者であるか、
また、権威者であることが良いことか。
について冷静に考えてみることです。
逆に、これを利用するならば、
それぞれの地位にかかるシンボルを身につけることで、
あなたは権威者と見られることでしょう。
表面だけで影響力を与えることができる、
大きな武器となるでしょう。
次回は最終の第6の影響力の武器「希少性」についてを紹介します。
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか R・チャルディーニ
リュウ
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(平成22年9月9日現在 375冊 / 383回)
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