おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、
バフェットの考え方について考察を行ったものです。
結論から言うと、
著者の考察は、「企業価値>時価総額」ならばバフェットはその会社を購入する。
ということです。
この本は3章立てになっており、
1章は、バフェットが実際に買った銘柄と、
なぜ購入したかの考察。
2章は、今までのバフェット本どおり、
バフェット流投資の解説。
3章が、著者の考察のもと、
バフェットの投資法をシンプルに分析します。
一番著者が言いたかったことが、
3章に書かれているのでしょうが、
個人的には少々尻すぼみで終わってしまった感じがしました。
逆に、1章の保有銘柄を元に、
どのようにその銘柄を選んだかを理解するのが、
バフェット流投資の分析で役立ちます。
第1章がオススメです。
この本で得たバフェットの教訓として、
・現代においては、(情報量が多いため)経営者に会う必要は必ずしもない。
かえって経営者に都合のいい情報をもらって、混乱を招く。
・年齢別投資はする必要がない。
若い人ほど高いリスクを負う投資はデメリットだ。
・バフェットでも、永久保有銘柄でも売ろうと思うタイミングで売ることがある。
(コカコーラ社の株を売りそこなったと言う言葉があった。)
・売った銘柄が、直後下落すると後悔する。
基本として売ったあとあがったほうが、良い会社であったことが証明される。
第1章の1977年から2007年までの、
バフェットが購入したポートフィリオの概要がとても参考になる本です。
「バフェットの投資法を別の切り口で解説している本」として価値がある本です。
そのため、3章がもう少し踏み込んでくれればと思うところがありますが、
【バフェットの投資本を2,3冊読んだ方】が、
氏の過去のポートフィリオを分析するのに役立てられる本だと思います。
オススメします。
リュウ
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(平成22年7月28日現在 341冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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