おはようございます。
リュウです。
竜馬が行く 2巻に入りました。
この辺りから、
維新の嵐が吹き荒れ、日本が大きく揺れ動きだす名シーンが増えます。
2巻は、竜馬が2度目の江戸に行き、
そして脱藩するまでのストーリーです。
今のままの日本ではまずい。
しかし、土佐にいては身分に縛られて何もできなくなってしまう。
・・・脱藩をしよう。
竜馬が考えに考え抜いた決断、
それは「脱藩」して日本をひとつにすることでした。
しかし、当時国抜け(脱藩)は、
一族郎党にも被害が及ぶものでした。
(藩職をやめると言うより不法出国に近いものでした。)
結婚している乙女姉さんも、
大黒柱の権平兄さんも、そして家族みんなにも被害が及ぶ・・・。
竜馬は乙女姉さんに相談しに行く。
「竜馬さんは男の子でしょう。
このような乱世です。
私が竜馬さんだったら脱藩します。」
私の子とは気にしなくて良いと、乙女姉さんは離婚を決意します。
そして、夫の忘れ形見の名刀を竜馬に託したお栄姉さん。
(後にお栄姉さんは自害します)
竜馬は家族に愛されていたのだと思います。
日本を変える大きな器だと、家族みんなが信じていました。
そして、彼は脱藩します。
ここが2巻の名シーンと言えます。
時がほぼ同じくして、武市半平太が中心となり、
土佐勤王党が、重臣吉田東洋を暗殺します。
土佐を中心として、日本を変えて行こうとした武市半平太、
土佐と言う狭い国ではなく、日本全体を見据えて国の将来を見据えた坂本竜馬。
苦楽を共にしてきた若き日の友と歩んできた道が、
2つの道に別れた瞬間です。
リュウ
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(平成22年2月26日現在 191冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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