ぼくのお父さん

おはようございます。

リュウです。

 

 

今回、タイトルはあえて、

 

 

小学校の作文にでも出てきそうなありがちな話にしました。

 

昨日の夜から書きたくてしょうがなかったのですが、

 

こっぱずかしいので、タイトルに工夫をしてません。

 

 

 

俺は今まで父親を尊敬してませんでした。

 

 

 

 

昨日、そういう自分に気づき、

 

また、昨日それが「尊敬できる人」に変わりました。

 

 

 

昨日、人生で初めて自分の父親と腹を割って話せたのかもしれない。

 

 

 

 

28年生きてきて初めてだった。

 

 

 

職人の道を選び、貿易商をし、最終的に印刷屋をひらいた父。

 

 

 

 

土日の朝に、政治の討論番組を見て、

 

 

くだらない「政治批判」をテレビの画面に愚痴っている父。

 

 

俺はその5分の1も知らなかったのかもしれない。

 

 

 

 

 

俺の中で父は、

 

 

 

 

やりたいことをやっていることをうらやましいと思っている反面、

 

色々なことを転々としている、(仕事面で)気の多い男だと思っていた。

 

 

そんな父を、表面的なものは置いといて、

 

 

心の底では、尊敬していなかった。

 

 

 

しかし、彼には夢があった。

 

 

 

 

昨日はそれを語った。

 

 

 

——————————-

 

 

 

 

彼の夢は、

 

 

 

 

「焼きたてのパンを人に食べさせたい。」

 

 

 

 

ということだった。

 

 

 

 

「焼き立てのパンはな、

 

 

 

お前は、パン屋で働いたことがないとわからないと思うが、

 

一度食べたら絶対に忘れられない味になるんだ。」

 

 

 

そのために、彼は7年もかけて研究した。

 

 

 

 

 

そして、発見した。

 

 

世界が取れると思った。

 

 

 

しかし、時代が彼をまだ呼んでいなかった。

 

 

 

 

父が27歳の時、34年も前のことだ。

 

 

 

 

「物ってのはな、売るタイミングってのがあるんだ。

 

 

 

 

 

ビル・ゲイツは、10年早くPCの技術を見つけてもダメだし、

 

 

10年遅くても多分成功しなかっただろう。

 

 

俺は、パン屋の借金を(当時の1500万円を3年で)返したあと営業に付いた。

 

 

どうして物が売れるかを知りたかったんだ。

 

 

焼きたてのパンを食ってもらいたいという夢は捨ててない。

 

 

 

 

他にもいくつか夢があるが、これが一番だ。」

 

 

 

 

 

父はそう言っていた。

 

 

 

 

 

ならば、今売れるのではないだろうか。

 

 

 

 

俺もセールス力を身につけて

 

 

オヤジの力になってやりたいと思った。

 

 

 

身近なところに、

 

 

 

すごいスキル、才能、行動した男がいることに気づいた。

 

 

でかい夢を持ち、

 

 

様々なものに興味を持ち、

研究が好きで、

人を喜ばせるのが好きで、

味覚が鋭く、

営業をしたことがないのに、潜在的なものがあるといわれている自分。

 

 

 

自分にその血が受け継がれてることがなんとなくわかった。

 

 

 

 

そして、生まれて初めて自分のオヤジが誇らしくなった。

 

 

 

 

年を取ったとはいえ、まだ61歳のオヤジに、

 

 

 

死ぬまでに夢を叶えてやりたいと思った。

 

 

 

俺はいつか叶えたい。

 

 

 

 

出来立ての上手いパンのファン第1号として、

 

自慢する時が来る日を楽しみにしている。

 

 

 

 

 

 

リュウ

 

 

 

 

 

 

—–

コメント

タイトルとURLをコピーしました