バイデン政権の政策上げ一本調子の相場がおちつき、動きが少し出てきました。
昨日は、第3週の金曜日で荒れやすい日でした。
今日は、そんな荒れやすい日「トリプル・ウィッチング・デー」について書いてみます。
毎月第3週金曜日に何かが起きる?
米国市場では、ストックオプション、先物取引の失効日が重なる毎月3週金曜日に取引量が増え、相場が荒れると言われています
特にトリプル・ウィッチング・デー(Triple Witching Day)と呼ばれる、3月,6月,9月、12月の第3週の金曜日が「トリプル・ウィッチング・デー」に該当します。
オカルトっぽい感じがしますが、ある程度の根拠があります。
トリプル・ウィッチング・デー(Triple Witching Day)とは
トリプル・ウィッチング・デー(Triple Witching Day)とは、「米国市場において株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つの取引期限満了日が重なる日のこと。3月、6月、9月、12月の第三金曜日がそれにあたる。特別清算指数(SQ)算出に伴い取引量が増加することから株式相場に波乱が起こりやすい日」と言われており、ウィッチ(魔女)の名が付いています。
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/to/triplewitching.html 野村證券「トリプルウィッチング」
取引期限の失効日のため、取引に動きがあることから相場が荒れるようです。
上記理由のため、トリプルウィッチングの日の引け際(決済日の最後の時間帯)に取引がさらに増えやすく、「トリプル・ウィッチング・アワー」とも呼ばれます。
なお、歴史的には2002年以降、「個別株先物取引」分で1人増えて、クアドルプル・ウィッチング・デー(4人の魔女)とも言われます。
想定されることと実際の動き
先物取引の反対売買が多く行われることから、出来高が上昇することが想定されます。
これ単体では売り方向にも買い方向にも動くことが想定されるため、良し悪し言えませんが、騰落(ボラティリティ)が大きくなる日になりやすく、荒れやすい相場になることが想定されます。
一方で、トリプル・ウィッチング・デーには、通常の日より想定外の買いや売りに巻き込まれる可能性があるため(金曜日なので土日に取引できない事も相まって)、若干慎重に動く必要があるようです。
なお、「STOCK TRADER’s ALMANAC 2021」には各月3週の金曜日には魔女のイラストが入っていて注意喚起をしています。(3,6,9,12月は、3人の魔女さんが出てきます)
今月の3週の動きは、単純なバイデン政権への調整に対するものか、魔女のいたずらかはわかりませんが、上りの一本調子から流れが変わったような気もしました。
まとめ
いくつかのサイトで調べてみましたが、なぜ魔女と例えるのかについては書かれていませんでした。
ただ、想定外に荒れることがあるから、ウォール街では「魔女が出てきていたずらをする」ようなものと考えていたのかもしれませんね。
まとめは3点。
・毎月第3週金曜日は、先物取引の決済等で相場が荒れやすい
・特に3,6,9,12月はトリプル・ウィッチング・デーと呼ばれる
・単体で悪さはしないが、相場が想定しない動きをすることがある
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