横浜のある税理士さんに会いに行ってきました

リュウです。
今日は娘とのんびりです。雨で外にはいけないのが残念なところ。

今日は、娘が自分ひとりで着替えて「きがえたよ」と伝えてきました。

段々自分ができることが増えていくのが楽しい時期なんでしょうね。

昨日は、横浜のある税理士さん(ある税理士法人さん)と話をしてきました。
税理士資格そのものは昨年取得されたようですが、16年間勤務している実務家の方です。
今日は、「横浜の税理士さんの話を聞いてきたこと」を整理します。


※今回の税理士さんの事務所の最寄は市営地下鉄のセンター北駅(2020.2)
センター南駅は10年くらい前に行きましたが、ここは初めて。

 駅前に観覧車があってびっくりしました。

●もくじ
1 横浜へ
2 これからの税理士の付加サービス
3 達成のために考えるべきこと

1 横浜へ
今回あった税理士さんは、北海道のセミナー(過去記事:TKC北海道会ウィンターセミナーに行ってきました)でお会いしたある方です。

最初に横浜のセミナーで顔合わせ程度にお会いしたのですが、元々北海道に縁のある方で、北海道の事務所を神奈川に拡大した際に税理士法人の役員として横浜に事務所の責任者をされている方です。

名刺交換後、連絡を取った際に、一度事務所を見てもらって、実際にどのように活動をしているかを参考になれば、とのこと。
 

こんな忙しい時期に、3時間も時間を割いて解説をしてくださいました。
E先生、ありがとうございます。

2 これからの税理士の付加サービス
まず聞いてみたのか、企業が減っているこのご時勢に、ゼロから税理士事務所を経営することが出来るのかについて。

すぐに軌道に乗るかは難しいですが、不可能ではないとのこと。
ただ、今までと同じやり方でやるのは難しい時代というのは、言葉の端々で感じられました。

なお、初期は恐らく営業を主とした業務になり、ハードになることが予想されるため、家族の協力(支持得ること)を大切にすることを強く伝えられました。

AI・IT化の流れによる税理士業務の影響の話もありました。
 

これについては、他の方のブログ記事にも自分の記事にも書いたところですが、

税理士業が価格競争になってしまうのは、「経理主体」になってしまうゆえと思われます。
経理のみならば、限りなく自動化されてきていますのでこのあたりは同意です。

私も現時点での青色申告は、無料の帳簿ソフトとExcelで解決しています。
(いうて年間100仕訳くらいしかありませんので骨組みレベルの経理ですが。)

ですが、今回の税理士さんの話しを聞く限りだと、経理は自社行う体制を作り、監査や評価(特に費用面)を中心とした付加価値を求めることとしているようです。したがって、

 ・銀行と法人の事業(又は社長)との距離を近づける
・財務分析
・経営相談

などにシフトしていくと思われます。

今まで聞いた情報からだと、財務分析などもExcelで自作などもできなくはないと思いますが、一方で会計ソフトでシステム化してしまっている方が効率が良いと思われます。(そのためTKCをオススメされました。)
あとは、事業者と会計事務所のコスト面の折り合いで、そこを検討することが良いと思われます。

一ついえることは、「税理士は経理をすることより、その先を見据えること」を業務とすることが大切ということです。

3 達成のために考えるべきこと
実際になるために考えてしまう部分も質問してみました。

(1)悩む部分
・家族の協力

ここが一番大切。
相談した税理士法人さんの経営理念としては「法人の経営の成功」とあわせて「法人代表の奥様を幸せにすること」を提示していました。

自分の場合は共働きだからこそ収入面で頼れる可能性はありますが、
子育ての負荷が1人で対応するとなると、恐らく数倍になることがわかっています。
妻の協力、両親の協力は不可欠なので、説得できる道筋を立てる必要があります。

・資金
E先生的には500万を目安に提示。
過去に聞いた数名の税理士さんの話より高めですが、事務所を最初から構える(借りる)ことが話に出ていたため。
事務所の固定費を、初期に考慮しないことと、余力を若干削ればやはり他の方と同様、200~300万スタートといえるでしょう。

・技術面
かつて一通り試験を受けてきたこと(特に法人・所得・消費)に価値がありそうです。
(甲斐なく不合格ではありましたが)

実務家である税理士さんは言わずもがな噺家と思いますが、

実務では、試験と違ってその場で回答をできることが重要ではなく、「回答を調べて、正しい処理をすればよい」、とのこと。

問題点に「気づけること」が大切。
試験を受ける程度に一通り学んでいるならば、実務がなくてもスタートは切れるかもしれません、と。

(2)ゴールを決めてしまおう
経営相談にも当てはめて話をしてくださいましたが、
「ゴールを決めてしまうこと、それにあわせた小さい目標を作ること」が大切。

自分に置き換えると、いつ独立するかを一旦目標で決める。
(最終的にそれをやめるか、達成できる時期がずれるかを問わず)行動を起こすことが重要です。

40歳までに資格を取得したい(ひいては独立)とする。
1年1ヶ月しか時間がないこと、その時間の中で実務を積むかどうかも判断する。

シビアな日程ですが、頑張ってみたいと思います。

●まとめ
そんな特別なことは書いていませんが一応まとめ。

・今後の税理士のサービスのメインは経理支援から経営相談へ
(経理支援はどんどん便利になっているので、自社で対応できると思われる。)
・独立のために一番大切なのは家族、技術面は試験を受けられるレベルなら十分、資金は300万くらい必要と解釈
・ゴールを決めて逆算する

TKCのソフトやTKC全国会の良し悪しは、ネットでの賛否が分かれるようなので細かく触れませんでした。ただ、画面等を見せてもらいましたが、財務分析のために必要な面白そうなツールがいっぱいあったので興味があります。

結局自分は投資家側から税理士を志したので、財務諸表の長所短所を分析しつつ、経営相談により黒字化を支援するのが性に合っているのかもしれないです。

 

他にもペーパーレス化が徹底されていること、経営者視点で成功しているイメージをアピールすること、(金融機関の紹介がメインのため)金融機関より早く業務を開始することなど、独自の哲学を感じられました。

 

とても参考になる話でした。

頑張っていこう。

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