おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、かつて紹介した本を再度読み直しました。
バフェット流投資の理論的なものが網羅されている本です。
この本は、
グレアムの安全域と割安株の理論
フィッシャーの成長株理論
そして、バフェット氏が持つ持論
この3つが網羅されています。
また、買い時や売り時、
どういう銘柄が長期的に成長し続けるか。
などがはじめて読んだ人でもわかるように解説されています。
終盤の第18、19章では、
バフェット氏が買った銘柄をこれらの3理論で当てはめた場合の根拠。
第20章では、実際に日本の銘柄で当てはめてみる際、
必要なポイントが書かれている。
実際にバフェット氏が買った銘柄が、
どのような視点で買いを決定されたかは、
この2章を見るだけでも深い気づきがあると思われる。
そして、第10章のどのタイミングでバフェットが購入しているか、
というのも参考になる部分です。
現在、日本の株式が大きく冷え込んでいます。
こういうときに、本当に価値のある銘柄を安く購入できるチャンスだということがわかります。
私が再度読んでみた際に気に入ったのは、第17章です。
他のバフェット関連書籍であまり見ることができない、
アービトラージ(裁定取引)について解説されています。
アービトラージ(裁定取引)とは、
同じ性質の品物について、2つの値段がつくケースなどにおいて、
(例えば現物と先物、 将来的に買収される時の値段が提示された株式と現在の株式など)
高いほうを売り、安い方を買っておくことで、
価格差が0になったときに利益を出すことができる手法です。
参考に以下のサイトを見てもらえればと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%81%E5%AE%9A%E5%8F%96%E5%BC%95
(Wikipedia 裁定取引より)
全体の総括としては、
彼の自伝的な部分は書かれていませんが、
彼の買う銘柄の理論的なものはこの1冊でも十分なレベルといえます。
しいて言えば、
財務諸表(や決算短信)を読みなれてない人は、
同著者の、
「バフェットの財務諸表を読む力 メアリーバフェット」を勧めます。
何度も読み返す価値のある本だと思います。
【バフェット流投資が気になる方】は、最初に読んでみる価値がある本です。
オススメします。
リュウ
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(平成22年9月2日現在 374冊 / 375回)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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