【本】新・賢明なる投資家(上)

おはようございます。

リュウです。

今日は、1930年代から読まれ続けている投資家のためのバイブル、

賢明なる投資家を紹介します。

前回紹介した本は

同じくパンローリング社が作成したのですが、翻訳のみでした。

今回は上下巻に分かれており、

現代の銘柄や事象に当てはめた解説が載っています。

新賢明なる投資家 ベンジャミン・グレアム

ベンジャミン・グレアム。

現在世界第3位の長者ことウォーレン・バフェット氏が師匠とした方です。

この本は、そんなグレアム氏が解説した投資理念について、

まとめられた本です。

初版は1932年。

もう78年前に原著は出ています。

今回紹介するのは、

2005年に出た、解説つきの本です。

紹介するといったものの、

前回の翻訳のみの賢明なる投資家を読んだ時と同様、かなり難解な本です。

解説で読みやすくなっていると期待したのですが、

それでも難解でした。

やはり何度も読み解いていく本なのでしょう。

グレアム氏がウォーレン・バフェット氏に強い影響を与えた「安全域」の概念は、

第20章(下巻)のようなので、後日紹介したいとおもいます。

債券、新規公開株、ドルコスト平均法、

インデックスファンド、インフレ対策の株、投資家心理等々、

グレアム氏が一つ一つ解説していきます。

今回の本で、気になったのは、

株式もさることながら、社債(債券)についての記載が大変多かったことです。

100%株式にせず、債券を入れたほうが良い。

というのがグレアム氏の主張です。

何かしらでリスクヘッジをとるべきとのことなのですが、

現代だと相関性が大分似通ってきていると思われます。

株式と債券が同時に急落してしまうかを考慮したうえで、

活かすことができると思います。

グレアム氏はリスク対策として、

「ドルコスト平均法」という、昔ながらの手法を紹介しています。

(※ドルコスト平均法とは、1ヶ月、3ヶ月、1年など決まった期間に、

決まった金額で、銘柄を購入する方法。

株価が下がるとたくさん株式が買え、

株価が上がると少ししか買えないが、

その購入価格は平均的になり、リスクが減る手法。

価格変化が上下に激しい銘柄に強い。)

とりあえず、複雑な本だったため、

理解できた部分だけ抜き出したいと思います。

・投資と投機の違いについて、

・株式のリスクヘッジに債権をかませると良い。

・強気相場の特徴

1 歴史的に高い株価水準

2 高いPER(株価収益率)

3 債券利回りと比較して低い配当利回り

4 信用取引による投機の増加

5 低品質普通株の新規公開株件数の増加

・年平均20%の成長をしているような会社は、そのまま成長し続けるとは限らない。

具体的な銘柄の探し方は載っていませんでした。

下巻を読んでから判断しますが、

「麗しのバフェット銘柄 メアリー・バフェット」を読んだほうが早いかもしれません。

ひたすら難解ですが、

【インデックス投資をせず、投資家をめざすならば一読する価値がある本】です。

オススメします。

新賢明なる投資家 ベンジャミン・グレアム

リュウ

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【今まで紹介してきた本のリスト】

(平成22年7月1日現在 314冊

 あなたの読書の役に立てるとうれしいです。

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