おはようございます。
リュウです。
ほとんどの「お金持ちになるための本」は、
精神論的なものが多く、直接お金をどう稼ぐかについて触れているものが少ない。
今回紹介する本は、
それについて、直接的な方法に触れています。
吉川さんは、今のサラリーマンの減収の現状を考えながら、
サラリーマンを続けながら、一定収入を得て、
本業に負担がかからない、
デフレにも強いものの一つとして、アパートの経営を提案しています。
サラリーマンと一口に言っても、
既に家がある人、土地がある人、キャッシュがある人、
そして何もない人があります。
何もない人について、まずアパートを買うための資金のため方についてまとめています。
・ まず、サラリーをムダにしないための節約方法、
・ 次に、節約したお金を株式で投資する方法、
・ ある程度お金がたまったら、競売物件の購入・転売の方法、
という順番でお金をためていきます。
そしてアパート物件の購入とその後の管理についての説明が載っています。
著者の吉川さんは、
これをしっかりとした体験をもとに、
ある程度勝率が高くなる方法を載せています。
株式の投資や、不動産の転売で100%勝つということはありえません。
しかし、どういう場合に利益を出すことができるのか、
また、どういうときに負けてしまうのか、
という体験談に基づいた理論が書かれていました。
そして、初心者にわかりやすく説明している本でした。
「ここを見て、こう実践してるんだ。」
というのがわかる本です。
株式にしても、不動産にしても、
ある程度の前知識がなければ、
その土俵に立つことすら難しいものです。
この本は、土俵に立つために準備する基礎知識について、
役立てることが出来るでしょう。
特に、
「不動産投資って、何を見て、どういう手続きをすればいいのでしょうか?」
という人や、
「そのための資金を貯める方法が1つでも知りたい。」
という、最初の一歩を踏み出したい人にオススメです。
リュウ
補足:
吉川英一さんは、
9月16日に紹介した、サラリーマンでも出来る不動産を操れる本
(リンク先:9月16日日記)の、
付属CDで対談していた方です。
Amazonでは、この出版社が倒産しているためかかなりのプレミアが付いていました。
そのため、この本の購入する予定はなかったのですが、
当人が電子書籍で、1,500円(09年9月19日現在)で出していることがわかりました。
プレミアがついた、原作本を自分は読んでいませんが、
復刻で出しているとのことなので、
恐らく内容は、原作に準じているかと思います。
加筆部分によると、原作の2003年の頃と今(2009年)は、
土地の価格が下がり、ある程度金利が下がっているため、
タイミングがよく似ていると著者は分析しています。
あくまで、参考になればと思います。
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