おはようございます。
リュウです。
大分昔に、まんがで読破シリーズを勧めた記憶があります。
まんがで読破シリーズは、
作品に村があるものの、名著の要点を良くまとめてあり、
漫画調にしてたいへん読みやすいつくりになっていてお勧めです。
今回紹介するのは、
マルクス&エンゲルスの大作、「資本論」です。
わたしは原著を読んだことがないのでなんともいえないところですが、
全力で資本主義を否定している作品のように思えました。
まず、お金とはどういうものかというところから始まります。
次にチーズ工場を持つロビンと、
投資家ダニエルの2人をモデルとして、
資本主義社会について書いています。
バブルとその崩壊の構図。
まさにここ数年のサブプライムローンの調整期を彷彿とさせます。
資本主義が幸せなのか、
荒波を乗り越えた、労働者や資本家は幸せなのか。
マルクス・エンゲルスは疑問を投げかけました。
ただ、書かれていなかったこととして、
最終的に我々はどのようにしていけばいいのか。
それが大切になるのだと思います。
マルクス・エンゲルスの影響で、
社会主義国家ができたといっても過言ではありませんが、
社会主義が崩壊した今、
必ずしも計画社会が成功するとも限らないことがわかっている。
色々な理想と現実が渦巻く大作です。
1作目は、出来について少々納得が行かない部分がありましたが、
続・資本論はかなりの良い出来となっています。
読む価値が大変高い本でしょう。
オススメします。
リュウ
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(平成22年5月24日現在 276冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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