おはようございます。
リュウです。
あなたが男性だとして、
「ナンパ」というものを、したことがあるでしょうか。
わたしもかつてしていたことがあります。
一般にこの手のナンパに関する(もしくはモテに関する)本の殆どは、
どれも並んで等しく、ナンパの「手法」のみを重点的に書かれているのですが、
この本は、ナンパをした「女性がもつカゲの部分」について書かれています。
構成としては、
渋谷のあるナンパ氏が書いた、
実体験と、相手の持つ心の傷を描いたドキュメントです。
11つのエピソードがあり、
それぞれ彼が女性を口説き、彼女らの内面をきき出していく話です。
タイトルの「即系物件」というのは、
即日でヤれる女の子を指します。
即日でヤれる女の子の多くは、
大抵何かの傷や悩みを抱えているようです。
その子たちに近づき、
一晩を共にして、彼女たちから聞いた話を本にしています。
この本を読むと、
女の子たちのカゲのある物語を端々で聞くことになります。
家族関係であったり、生き方であったり、現実逃避であったり・・・、
ただのナンパ手法本として読むと全然趣旨が異なるのですが、
最後まで集中して、面白く読むことができました。
今回の本は、
【特定の誰というわけではありませんが】、
オススメの本です。
しいて言えば、
【新しい文化を仕入れることができる】本です。
初版が出たのが2005年。
法改正や、渋谷にいる女の子がだいぶ変わってしまったかと思うのですが、
彼女らの心の痛みを知ることができます。
かなりマイナーカルチャーではあるのですが、良書です。
オススメします。
リュウ
———————————————
(平成22年3月25日現在 218冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
(※リスト更新が少々遅れております、徐々に加えていきます。)
—————————————
—–
コメント