おはようございます。
リュウです。
今日は第4章、「売上高利益率と在庫回転率」です。
企業は、上記売上高利益率と在庫回転率を高めることで利益を大きくしていきます。
本書では、レモネードスタンドを例にとり解説しています。
経費2ドルのレモネードをつくり、3ドルで売った場合、
差額の1ドルが利益になります。
そして、それを売上の3ドルで割り返すと、「売上高利益率」となります。
今回の場合1ドル/3ドルで 33%の売上高利益率が出てきます。
次に在庫の回転率です。
1杯のレモネードを1ドルで売る場合、
同じ利益を上げるためには多くの在庫を用意し、販売する必要があります。
販売をたくさん行うことで、在庫の回転率が上がります。
例1:
砂漠に1件、あなたが経営するレモネードを売る店舗があるとします。
あなたは「レモネードの値段を自由につけることができ」、
かつ、お客様もその値段で購入するでしょう。
この場合、
売上高利益率が高く、かつ在庫回転率も高めです。
例2:
では、砂漠に50件レモネード店があったとしたら・・・。
あなたは、恐らく競合他社との争いで、
「レモネードの値段を自由につけることができない」とおもいます。
お客様が選択することができるからです。
そこには価格の競争が発生します。
そして、在庫回転率も低くなりがちになります。
バフェット氏は、例1にあたる企業に対し投資を行います。
永続的な競争力のある企業、
すなわち、「あなたの会社でないと購入できないもの」を持っている企業、
それがコカ・コーラだったり、フィリップ・モリスだったり、
アメリカン・エキスプレスだったりします。
売上高利益率が高く、在庫回転率が高い会社が理想です。
バフェットは、少なくともどちらかを満たしている会社(当然両方満たしている会社がベスト)を購入します。
逆に売上高回転率が低く、
在庫回転率も同様に低い会社をバフェットは買いません。
これがバフェットの根幹にあるものの1つです。
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