【本】バリュー投資の強化書

おはようございます。

リュウです。

先日、「福袋銘柄」で儲ける週末投資術
と言う本で、

バリュー投資について紹介してきました。

今回はその上級編に当たる本がありましたので紹介したいと思います。

バリュー投資の強化書 角山智

この本では、

株式投資のファンダメンタル分析(財務・経営状況から会社の状態を知る)にとても精通している本です。

普通の人は、株式投資で財務諸表(貸借対照表・損益計算書など)は

資産と利益だけに目が言ってしまいます。

元気に見えた会社の突然の倒産。

しかし、資産等(貸借対照表)をよく解析してみると・・・・

この本では、

M社の倒産の兆候と優良企業キヤノンの財務諸表や経営状況を分析することで、

強力なファンダメンタル分析の力がつく本です。

・貸借対照表で強み(もしくは弱点)の洗い出し

・損益計算書で、利益の質を分析

・キャッシュフローの状況確認

・新しい分析法PMVとは

これらの定量分析に加え、

・定性分析 4章

・潮の流れを読む(銀行が資金を引き上げるとき) 5章

・株式投資化の心理 6章

についてよくわかる本です。

途中で問題を出し、考えさせる部分も本の質を上げています。

ますます、簿記(3級で可)の重要性を知らされる本でした。

この本が「教科書」と書かず、

「強化書」とかく理由が良くわかりました。

ファンダメンタル分析をよく理解し、

中期投資でギャンブル性を大幅に下げることが出来る本です。

テクニカル分析(グラフの動きで次を予想)とあわせて、

これはと思う銘柄を引き当ててください。

【「福袋銘柄」で儲ける週末投資術などのバリュー投資本を多少理解し、

簿記をある程度理解している人】は、

かなり読む価値があると思います。

逆に言うと、簿記の知識が0だと少々敷居が高い本だと思います。

是非、理解して使いこなしましょう。

定価が2800円する割と高い本ですが、

株式投資用情報商材より、はるかに高性能な本に思います。

1年半近くたっても、値崩れをせず中古価格が下がらないのは、

持った人が売りたがらないからです。

とてもオススメです。

バリュー投資の強化書 角山智

リュウ

追伸:

なお、この本は、

個人的に第7章から読むと、より理解しやすいかも知れません。

というのは7,8章と1,2章は、とても関連性が強いためです。

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