おはようございます。
リュウです。
今日は、インプットではなく、
アウトプットを主眼に置いた本について語りたいと思います。
この本で一番言いたいことは恐らく、
思考を整理してアウトプット(論文、文章、会話等)の作成について、
どういう方法で「知識」を「知恵」として熟成させていくか。
ということについて書かれている本です。
いくつも気に入った部分がある本でした。
今回読んで、
一番好きだった言葉は「とにかく書いてみること」(P134)です。
一度ラストまで書いてみる、
書くことで新たなひらめきが浮かぶ。
全部書けた安心感から、全体像のつくり直しができる。
自分もあるレポートを作成しているのですが、
とりあえず書き上げることを目的として行動したいと思います。
あと、もう一つ「思考の整理とはいかに忘れることか」(P127)です。
良い情報は、古くなってもうつろわないもので、
一旦よい情報を書き出し、「忘れる」。
そして久々に見直してみたとき、
役に立たない情報は抜き出さない。
そうすることで、劣化しないいい情報が選り抜けるわけです。
恐らく当該著作に関しても、そういったうつろわない知識を残した本だと思います。
100万部出版した(売れたと同義ではない)ことなどにより、
【高く評価されすぎな感】はある。
しかし、文庫版が520円で読めることから、
手元におき、何度も読む価値がある本です。
【論文作成をめざす大学3年生、
本やレポート、その他、知識はあるが文章を書くのに苦労している人】
などにオススメの本です。
したがって、東大生、京大生が買うのは賢明な判断だと思います。
良書です。
リュウ
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(平成22年8月22日現在 364冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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