おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、久々に恋愛本です。
誰しも、男性ならばモテたいと思う心が少なからずあります。
でも、実際にどうすれば女性に好かれるかについては、
長い間研究され続けており、今でもそれは続いています。
今回の本は、そのうちの1冊です。
タイトルのとおり、
「ある種の女性」にたいするアプローチの本です。
結論から言うと、「ある種の女性」とは、
「心に傷を抱える女性」のことです。
そして、心に傷を抱えていない人間は一人もいない。
そのため、すべての女性に共通する。
と言うことを主題としています。(P252)
「心の傷」は、
子ども時代の影響により生まれるものです。
性的な体験を若いうちにしたかしないか、
親とのコミュニケーションなどにより、
少しずつ醸成されていくものです。
実際に女性を口説くことについて、
解説が載っているのは5章と7章。
6章では、「女性との関係を維持する方法」が書かれています。
理論部分としては、
1章と3章では、
どうして男性がモテないのかのマインドセット。
2章では、女性の性格や体験ごとに分析。
4章では、どうすれば女性の心の傷を癒すことができるか。
について考察されています。
一番残念なのは、
具体的な手法にはそれほど触れていないことでしょうか。
どちらかと言うと、
上記結論「心の傷」の部分を、
著者が哲学的に語っているのがメイン部分となります。
個人的に、この本で気に入った言葉。
モテる男性とは、
「女性が日常的に考えていることについて、
自然に滑り込んで混ざることができる人間。」(P176)
「うまく混ざる方法」
できれば、この内容について1冊の本で記して欲しかったところです。
理論ではなく実践と語り、
「勉強熱心(実践が伴う人)」と、
「勉強好き(勉強だけで完結してしまう人)」を分けて、
前者の「勉強熱心な人」を推奨している。(P86)
モテない人の多くは「勉強好き」が多いとのことです。
しかし、そう書いてあるのにもかかわらず、
この本が、「勉強好き」の本のように思えました。
どちらかというと、勉強熱心な人のために、
実践しやすいプログラムにして欲しかったところです。
ただ、この著者は、
他にも、多数の恋愛関連本を出しているようです。
もしかすると他の本に、
「行動アプローチ」について書かれているのかもしれないので、
もうすこし読んでみたいところです。
「女性の心の傷を癒せる男性」がモテると言うことは間違いない。
それを深く理解できている著者はモテると思います。
むしろ、この本より直接お話しして、
恋愛のコツを聞きたいところです。
リュウ
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(平成22年7月31日現在 344冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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