おはようございます。
リュウです。
今日は、バフェットの最大の記録、
1989年のコカ・コーラ社の株式の購入の話です。
彼はこの投資で10億ドルものお金を使いました。
P53のチャートを見る限りだと、
それほど割安な投資ではないようでした。
氏が買った1988~89年のPERが15~17倍。
もっとも、バフェット氏が購入後、
1990年以降はPER20倍に跳ね上がるのですが・・・。
彼は、
「50年かけて脳と目がつながった。」
というセリフを言っています。
彼は子ども時代に5本で25セントのコーラを、
1本6セントで売りお金を稼いだという逸話がありますが、
当時から、コカ・コーラの価値に気づいていたのでしょう。
ただ、グッドビジネスとはいえ、
企業の拡大の余地が狭まっていると考える人もいたはず。
コカ・コーラが出て100年以上、
親しまれて入るものの、ここまで大きな会社になると予想し、
成長を見越した投資ができた理由が見つけ出せていません。
彼は、コカ・コーラ以後、
明確に割安株と成長株をあわせた投資戦略を進めていきます。
投資価値の高い企業を見つける上で、
「(誰でも越えられる)30センチのハードルを見つけ出すこと」
と言っています。
「こういうやり方は不公平に響くかもしれないが、
普通ビジネスと投資の世界では、こんなんを解決するより、
単純に容易かつ明白なものに固着する方がずっと儲かるのだ。」(P59)
「困難を、企業を購入してから乗り越える」のではなく、
「困難がない企業を選ぶ」ことが大切だということがわかる考え方です。
困難がない企業を見つけ出す。
コカ・コーラは、
まさにそれを体現した企業だったのでしょう。
特化して彼のような投資家を目指したいところです。
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