おはようございます。
リュウです。
今回は、50年以上前に書かれた、
投資のコツの本です。
私が頻繁に紹介してきたウォーレン・バフェット氏も、
この投資法に影響を受けています。
フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために フィリップ・A・フィッシャー
やはり会社を知るためには、
「聞き込み」が必要ですね。
私もいくつか、好成績を挙げていて投資価値が高いと思っている、
(もしくは投資をしている)銘柄があります。
しかし、どうしても、内部まで知ることができないので、
安心して投資ができていない部分があります。
かつてバフェット氏も、
師のグレアム氏が経営していたGEICO社に直接聞き込みに行きました。
過去の社員、現在の社員と関連企業で働いている人などに
「聞き込み」を行う必要があります。
3章では、投資をすべき会社の15のポイントについて書かれています。
主要な物を列挙すると、
・適正な規模と目的を持った研究開発を行えているか
・利益率が高くそれを維持する努力を行っているか
・労使関係は安定しているか
・営業力は高いか
・職員を管理職に成長させ、また管理職として力を発揮できる環境か
・コストについてしっかりと管理できているか
・USP(会社の売りになるポイント)を持っているか
・長期視点を持っているか
・社長は誠実に株主に良いことも悪いことも情報開示をしているか
が、重要視されています。
後半では買い時、売り時、
その他、気をつけなければならないことについて解説しています。
レビューにも多々上げられていたビックリしたのですが、
少々訳し方が気になるところもあります。
しかし、流石はフィッシャー氏、
参考になる部分がたくさんある本です。
【長期投資を目指す方は一読する価値がある本】です。
良くも悪くも、訳にかなりの不評がある所為か、
格安で購入できる名著です。
コストパフォーマンスが良く、
オススメ度高しです。
フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために フィリップ・A・フィッシャー
リュウ
追伸:
ところで、序文にあったような、
「超成長株」(長期視点で10倍になる株式)に、3回投資すれば、
1000ドルが100万ドル(億万長者)になる。
という話ですが、
世界経済が停滞しているので、
工夫して投資しなければいけないと思われます。
景気循環的な理論で行くと、
不景気の後に好景気がきますので、
その時を見つけて攻め込むのが一番でしょう。
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(平成22年1月26日現在 161冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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