平成筑豊鉄道に乗って

旅行(鉄道)

前回、鉄印帳のはなしをしたところですが、同じ日にもう一つ鉄印を貰ってきました。
2番目の鉄印は、「平成筑豊鉄道」になります。

松浦鉄道のゴール地点、有田駅につく直前に、

「まだ、旅が足りない。」

と思い、18きっぷを購入(朝から決断してれば、長崎~佐世保も使えた。)。
新型コロナ関係で3年くらい旅行という旅行がほとんど封じられていたので、旅に飢えていました。

「今日中に2つ目の鉄印を目指せないものか」ということで、目指してみました。

14時半の時点でJR有田駅、行ける候補は、「甘木鉄道」か「平成筑豊鉄道」(一応「肥薩おれんじ鉄道」もかなり遠回りだが新幹線利用で不可能ではない)。

とはいえ、甘木鉄道は妻の実家(熊本県)による途中なので運が良ければ乗ることが可能。
おれんじ鉄道は別の機会に鹿児島から目指せそうだったので除外しました。

どうせなので若干遠くを攻めたいと思い、「平成筑豊鉄道」としました。
というわけで2つ目の鉄印は、35番目の聖地「平成筑豊鉄道」です。

この鉄道は宿に向かう時間の都合上、博多に引き返さないといけなかった(計画的に動けば、宿を博多にせず、もっと選択肢は増えたかも?)ので全線制覇できませんでしたが、また九州に行った際に寄りたいところです。

平成筑豊鉄道とは

平成筑豊鉄道は、「福岡県で鉄道事業を営んでいる、福岡県および沿線自治体が出資する第三セクター方式の鉄道会社」です。(Wikipedia:平成筑豊鉄道 )
旧国鉄特定地方交通線の伊田線・糸田線・田川線の運行等を行っています。

平成筑豊鉄道の直方(のおがた)駅ホーム。発車後、走ってきたお客さんのために停車、再度走り出した優しい運転手さんでした。

直方駅から金田駅、金田駅から田川後藤寺駅、行橋駅に分岐しています。

全線非電化区間。
乗った体感、複線区間もなかったと思われます。(少なくとも直方駅~田川後藤寺駅までは)

Wikipediaによると、枕木のオーナー制度や、駅名の愛称命名権を販売している(個人に販売はしてない模様)ようです。
地元に愛される鉄道と感じます。

このように駅名の下に「愛称」が書かれ、車内でもアナウンスされます。

原田線のはなしも

鉄印と無関係ですが、平成筑豊鉄道に乗るために経由したJR原田線の話もしましょう。

鹿児島本線側のホームにて。「はらだ」駅ではありません。

JR筑豊本線の一部、「原田(はるだ)~桂川」の区間を愛称「原田線」と呼びます。
全区間で5駅しかないのですが、雰囲気のある良い列車でした。

0番ホーム入線。国鉄時代の気動車「キハ車両」。歴戦の勇者のようです。鉄道ファンも何名か乗っているようでした。

なお、桂川より先、桂川~直方~折尾区間は電化、一部複線で20~30分に1列車くらい来るため比較的乗りやすい列車です。

一方で原田~桂川区間は、1日8~9往復と少なめ。全線気動車が走る区間となります。

鹿児島本線の原田駅の「0番線」から出ており、ホームの端に気動車が停車するようになっています。

とても雰囲気のある良い列車ですので乗れればぜひ。
原田駅の駅前は住宅地で、おしゃれな喫茶店もありました。(リンク先は、公式のFacebook)

R’s Cafe コーヒーが美味しかった。

鉄印関係

(1)鉄印の入手場所

鉄印の入手場所は平成筑豊鉄道の分岐点の金田駅のみ。
公式ページによると、鉄印帳は「金田駅窓口」にて、平日の10:00~13:00、14:00~18:30に販売しています。

改札を出て左の自動販売機に売っています。
幸い、窓口が閉まっていても入手可能です。

自販機の場所がわからず、乗り換え時間ギリギリだったので自販機を撮る時間が有りませんでした。(参考:公式ページ)私が乗った時間帯には窓口がギリギリ閉まっていました。

自販機は2022年8月10日現在で2つ。
コラボ鉄印(500円)と通常の鉄印(300円)の2種。

自販機では「100円玉しか使えません」ので、あらかじめ準備をしておいてください。乗り換え時間を考慮してあらかじめ準備しておくとよいかと思います。

私は100円玉確保のために金田駅までのきっぷを購入したのですが、鉄印のみで改札を出る場合は田川後藤寺行きの乗り換えを運転手さんに伝えれば精算をしなくて良さそうな雰囲気でした(これは運転手さんに聞いたほうがいいかも。)

購入した紙箱の中に折れないよう、丸めた状態で鉄印が入っています。
紙箱が大きめなので、自販機から取り出すときに慌てないように。(乗り換え時間が5分程度だったので若干慌てました。)

松浦鉄道も一緒に。自販機扱いなので日付は両方ともブランクです。

(2)列車の頻度

朝夕を除き規則正しく、直方から金田まではおよそ30分に1本、金田から田川後藤寺、行橋方面ともに1時間に1本出ています。

乗車時間は、直方から金田まで20分。
金田から田川後藤寺まで15分といったところです。
割と短め。

一方で、今回いけなかった金田~行橋間は乗車時間が1時間程度あり、もう少し楽しむことが出来ます。

(3)感想(直方~金田~田川後藤寺間)

西側は、関東より若干日の入りが遅いため、のんびりとした夏の夕暮れ時を走りました。

駅名にスポンサーがついていて、愛称と駅名をアナウンスしていました。
JRだとこういう光景がなく、個人的にはとても好きです。

夜の帳が降りてくる中、田川後藤寺駅に到着。

金田駅では乗り換え時間が4分あり、降りてすぐの改札の左に鉄印の自販機。
地下通路を渡ったところに田川後藤寺行きの列車が停まっています。

金田駅。写真の外ですが、左側改札から自販機が見えます。乗り換えは向かい側ホーム「田川後藤寺」行き。夕方の雰囲気が良い。

複数人いると少し焦るかもしれません。

(4)参考ダイヤ

(乗り慣れてないとハードなので)乗るかはともかく、松浦鉄道に昼間乗ってから十分に間に合うプランです。

乗車モデル案

14:53発 JR有田駅
    (急遽決めた旅なので、旅程もゆるめ)    

16:16着 JR鳥栖駅
    (列車的にはこの後でも十分間に合いますが、喫茶店でのんびりしたかった。)
16:22発 

16:35着 JR原田駅
    (駅前は栄えているもののお店は少なめですが、おシャレな喫茶店があり、食事もあります。)
17:18発

17:46着 JR桂川駅
18:00発 

18:27着 JR直方駅
    (駅前にコンビニがあります。)
18:34発 平成筑豊鉄道 直方駅

18:55着 金田駅
    (慌てなければ間に合いますが、乗り遅れると1時間待ち。)
19:00発 

19:14着 田川後藤寺駅

まとめ

今回は平成筑豊鉄道に乗りました。
区間は旧国鉄の「伊田線(直方~金田)」、「糸田線」のみ。

夏の夕暮れの似合う、雰囲気の良い鉄道でした。

乗車時点で夕方だったため、後半は夜で景色があまり良く見えませんでしたが、初秋の夕暮れを見ながら、旅の幸福感を覚えました。

原田線も、普段鹿児島本線として何気なく通っていた駅から、こんな良い列車が通っているとは思いませんでした。

それぞれまた乗りたいものです。

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