松浦鉄道に乗って

旅行(鉄道)

鉄印をもらう旅なので、のんびり旅日記も。
昔は旅日記を良くつけていたのですが、新型コロナで旅する機会が減ったため、今後は少しずつ復活させていきたいものです。

まずは、37番目の鉄印場の松浦鉄道です。

ここを乗ってみたいと思っていたのは、「(本州)最西端を目指すこと」、そして「平戸(大橋までですが)を目指すこと」でした。

松浦鉄道とは

松浦鉄道とは、「松浦鉄道株式会社(まつうらてつどう)は、長崎県・佐賀県で旧国鉄特定地方交通線の西九州線を運営している第三セクター鉄道事業者」が運営する鉄道です。(Wikipedia:松浦鉄道

最西端を名乗っていますが、2003年に沖縄でゆいレールが完成、広い意味では最西端ではないです。(「レール2本」でとか、「本州最西端」とか解説もありますが。)

全長が93.8㎞。

その距離は、かつて島根県の江津から広島県の三次をつないでいたJR三江線(2018年廃線)の全長が108.1㎞に匹敵する長距離の鉄道です。

乗ってみた感じ、全線単線で気動車による運行です。

感想

佐世保から伊万里、有田をつなぎます。
当然、佐世保から有田を目指すならJRの方が近いです。

ですが、景色の良さや平戸へのアクセスから松浦鉄道を使う方は多いと思います。

次に、各エリアの様子。

全路線(佐世保駅)

①佐世保~佐々

まずは乗車で知っておくと便利なこと。

佐世保までJRで来た人は「JR佐世保駅から直通通路がある」ので、それを利用すると良いと思います。乗り換え時間が少なめの接続の時に便利です

JRと松浦鉄道の接続通路、通路を出た場所に鉄印帳・鉄印・フリーパスを販売する窓口があります。

私が行ったときも、乗り換え時間4分でしたがホームからの接続で十分に間に合います。

とはいえ、今回は「鉄印帳」の購入と、「佐世保バーガー」も目的だったので、次の30分後の列車で出発(乗継上、同じ時間に着けます。)しました。

佐世保周辺は、比較的都市近郊の雰囲気が多く、乗客も多くいたように思います。

②佐々~たびら平戸口

松浦鉄道の中間の佐々~たびら平戸口区間。
「たびら平戸口」が本州最西端の駅で、平戸に向かう平戸大橋があります。

「佐々」から「たびら平戸口」辺りに写真撮影に向く場所が多いです。

江迎鹿町駅~すえたちばな駅の間にある、海の上を走行する鉄橋を挙げる人が多いですが、
すえたちばな~西田平の直線の長いトンネルも印象に残っています。

「たびら平戸口」から「平戸大橋」はそこそこ距離があるため、バスを利用して観た方がラクかと思います。

私が行ったときは、お盆の時期のお昼時に重なってしまったためかなり混んでいて、お昼を食べる時間が取れませんでした。

③たびら平戸口~伊万里

ここからは伊万里に向けて出発。
栄えてはいるのですが、たびら平戸口駅からUターンして戻る人が多いのか、乗客は心持ち減った感じがします。

やはり佐々~たびら平戸口の方が絵的に映えるからかもしれません。

この区間では絵的にココ、という場所はなかったですが、「発電所前」に停まるなど独特の駅はありました。

マスコットキャラクターの西浦ありささん

④伊万里~有田

伊万里から有田方面は乗り換えになり、反対のホームに停車している列車に乗ります。

この辺りは大分栄えてたので、30分に1台暗い列車が出ています。
旅の終点としてはこれくらいののんびり感があって良いと思います。

その他情報

①鉄印帳関連

鉄印帳、鉄印の取り扱いは佐世保、たびら平戸口のみです。
切符を買って鉄印を貰うという方法もありますが、どうせなら乗ってみるのが良いと思います。

なお、11時40分~12時30分まではお昼休みなのか、鉄道博物館(松浦鉄道の展示)はお休みで、その時間帯は鉄印ももらえません。

1日切符が2,500円(子供は500円)で、佐世保~伊万里~有田の全区間踏破が2,600円のため、基本的には1日フリーパスを買うのが便利と思います。
※2022.8.20現在

運行頻度

松浦鉄道の列車の運行頻度はそこそこあります。

 佐世保から佐々が30分~60分に1本
 佐々から伊万里が概ね1時間に1本。
 伊万里から有田が30分~60分に1本

程度です。

割と、途中下車をしても数時間待つということはなく負担は少ないと思います。

参考ダイヤ

参考に私が乗ったとき時刻。

07:42発 JR長崎駅
    (快速シーサイドライナー
     早岐駅で接続なしの20分待ち、18きっぷなら途中下車可能)

09:51着 JR佐世保駅
    (10時から駅前の佐世保バーガーのお店が始まります)
10:22発 佐世保駅(ここから松浦鉄道)

(江迎鹿町駅~すえたちばな駅間のあたりの景色がかなり良いです。)

11:48着 たびら平戸口駅
    (鉄道博物館はこの列車を見送ると、12:30くらいまで昼休みになります。
     周りに喫茶店はないので、涼んでのんびりという場所がありません。
     平戸大橋の方に向かうと道の駅に、お昼ご飯を食べる場所があります。
     ただ、1時間後の列車には間に合わないかも。)
12:48発

13:55着 伊万里駅
    (向かいの有田方面ホームへ乗り換え。)
14:07発

14:33着 有田駅

時間帯にもよりますが、全線走破するのみなら3時間半~4時間くらいです。
途中下車をするとして1日かければ、色々見ていくことも出来ると思います。

総評

流石の長崎です。海に縁がある鉄道に思いました。

私は、平戸大橋が観たかったので、たびら平戸口駅で寄り道しましたが、他にも景色の良い撮影スポットやや喫茶店などがあるようです。

地元の人と思しきも多く、地元に愛される列車のように感じました。

鉄印をもらうだけなら佐世保駅で完了なのですが、ぜひ、全線走破してもらえればと思います。

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