リュウです。
急激に寒くなってきましたね。
今日は、妻が仕事で忙しいため、娘と動物園へ遊びに行ってきます。
最近、娘がHDDに残っていた「鬼平犯科帳」を好んでみるようになりました。
4年くらい前にTVKで放映されていて録画して放置されていたものです。
意味を分かってみているのかは不明ですが「おにえい!、おにえい観たい!」とせがんできます。
元々妻が好んで観ていたもので、好みは似るものなのかもしれません。
さて、本題。
最近、友人がベトナム株をやってみたいとのことだったので、昔の記憶をたどりながら証券口座を開こうとチャレンジ・・・したのですが、とあることが原因で口座開設できるか怪しい状況に。
他の証券会社などをあたってみるものの、昔よりハードルが高くなっているようです。
※福岡のベトナム領事館入口のプレート(2019.8 福岡市)
口座開設のための無犯罪証明取得も中々に面倒でしたが、
現地に向かうのはその10倍面倒です。
●もくじ
1 友人の口座開設を手伝おうとした際の出来事
2 昔と変更され○○が開けない
3 現在、ベトナム証券口座は貴重
1 友人の口座開設を手伝おうとした際の出来事
日々世話になっている大学の先輩に依頼を受けて、ベトナムの証券口座開設を久々にチャレンジ中。
会社はベトナムのサコムバンク証券。
何かの記事によると、無犯罪証明を取らなくてよくなったらしいので、比較的早く口座を開けそう?
・・・・と思っていたのですが、
ところが、あることが理由で現地に行かないと口座開設できそうにない事が発覚。
暗礁に乗り上げつつあります。
2 昔と変更され、○○が開けない
担当者さんからメールを頂いたところ、
「証券口座開設のために、IICA口座を開設する必要があります。
(昔は日本で開設できたのですが、)現在、IICA口座は【ベトナムに来ないと開設出来なくなった】。」とのこと。
IICA口座とは、間接投資(資本)口座(Indirect Investment Capital Account)のことで、
海外投資をする際に、証券口座にお金をやり取りする際の受け皿となる(銀行)口座のことです。
したがって、「IICA口座がない」=送金不可→「口座開設させてくれない」とのこと。
サコムバンク証券(SacombankSecurities)での取引で例えると仕組みは、以下のとおりです。
日本の金融機関から送金 → Sacombank IICA口座で受け取り → Sacombank Securitiesの口座に反映
(例えば、ゆうちょ、三菱UFJ等)
という仕組みです。
かつては、直接送金可能でした。
具体的な法改正や証券会社のルール変更の時系列としては、
2014年 直接指定した口座に送金をすることにより口座に資金が充当。
2014年7月頃から IICA口座による証券口座への送金方法に変更(サコムバンク証券では2014.7.31のメールで送付)
2015年6~7月 当方のIICA口座を開設
★このあたりで日本国内の郵送でIICAの口座開設が不可になった
2019年 現時点で、ベトナムに行かないとIICA口座を開設できない
メールによると、「当銀行の規約で出来ない」とのことで他行では不明ですが、
金融関連の法令改正に基づくものであるため、他の証券口座も開設できない可能性が高いです。
3 現在、ベトナム証券口座は貴重?
ベトナムに行く以外、現地証券口座開設が難しくなっている可能性が高い。
そうなると、今後、国内にいて口座開設できていた方は、貴重になると思われます。
かつてメリットについて説明したとおり、
手数料も、有償増資を購入しやすい点も大きい。
なんとか別の手段を講じて、日本で口座を開けるか調べてみるものの、現在のベトナム現地証券口座は貴重と思われます。
●まとめ
今回の重要なポイント
1 IICA口座が日本国内で開けない可能性がある
(少なくともサコムバンク証券と連携したサコムバンクでは不可能)
2 1によって現地証券口座が開けない
3 仮に他の証券口座を開けても、現地証券口座は今後貴重になる可能性が高い
かつては、
・日本で口座開設可能
・財務諸表も調べやすい
・何より株価が安い(2011年頃は円高!)
だったベトナム株ですが、若干様相が異なってきました。
高い手数料と、若干の分割リスクを我慢すれば国内の証券会社でベトナム株を買えますがデメリットが大きくなることは否めません。
外国投資はどうしても、法令による制限がリスクになるのを感じた瞬間です。
●補足
通常の銀行口座の開設も法改正により現地に1年以上滞在することが条件のようです。
日本人だと原則1年以上滞在する方は少ないと思うので通常の銀行口座は開設不能に近いようです。
IICAは、どちらかというと外国人投資家用の口座なので、趣旨からして長期間滞在を要求することは恐らく無いと思うので、ここまで制限は厳しくないと思います。
厳しい時代になりました。
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