無料セミナーに参加してきました

リュウです。

 

いよいよ今週は税理士試験です。

 

飲料の持ち込みは可能とはいえ、外で待つ時間は40度の外気と照り返しの中待つこととなります。

当日は、体力勝負です。

体調を崩さないよう全力を出せるよう祈っております。

 

※中学の友人のお店で横須賀ネイビーバーガーを食べてきました!

 

今回のテーマは、「セミナーについて」です。

20代の頃は積極的にセミナーに出ていたのですが、税理士試験を受け始めた7年前から割とご無沙汰になっていました。

 

自分が、久々にセミナーを受けようと思ったのは、FP資格がどのように活かされているのか、税理士として独立したときの営業や収入の柱として使うことができるかどうかを知りたかったというのもあります。

 

まずは、セミナーをする視点がどのようなものか知りたかったので、無料のセミナーを受けてきました。

 

●目次
1.概要
2.なぜ無料でやるのか・やれるのか
3.有料のセミナーならば良いものか

 4.無料セミナ―を受けるべきか
5.セミナーを開くなら

 

1.私が受けたセミナーの概要
今回受けてきたある無料セミナーは、お金全般に関するものでした。

 

時間は4時間程度。テーマは4つでした。参加者の男女比は3:7で女性が多いように思われました。女性の方が、お金に関する心配事が多いのかもしれません。

概要は以下の通り。

 

 (1)FPが薦めるような家計簿の作成による収支状況の把握
・収入の2割を貯蓄に、もう2割を自己投資に(使い切ること)残りの6割で暮らすこと
バビロンの大富豪に似た内容です。財産を築く上で重要な心得です。)
・収入と支出の状況を把握して、収入=支出、又は、収入>支出になるように管理する。
・貯蓄を投資に使い資産運用すること。
資産運用は株式、為替(FX)、不動産、債券、商品などがある。(仮想通貨は触れていませんでした。)
・前者の株式、為替、不動産を塾としてやっている。

 

 (2)資産運用関連
①株式
 バリュー投資メインでわずかにテクニカル分析、増収増益銘柄に投資すること。

②FX
 株式とほぼ同じ、ファンダメンタルとテクニカルの解説のみ。

③不動産
 これがセミナーの主力なのかと思われます。
不動産投資の流れを最初から最後まで解説していました。利回りが悪い物件を取得して失敗した話や、うまくいった人の話について動画で説明していました。

 

なお、セミナーはインターネットで探したのですが、広告もかなり打っているものでした。

内容をメインに書くつもりはないですが、一応感想を。

 

株式投資・FXは10年やっているので、基礎の見直しで講義を受ける費用はかけられないので、有料講義の申し込みは必要ないと思いました。

逆に知識が少ない不動産投資は気になりました。しかしながら、講義がなかなか高額(数十万)なので、実務家(不動産屋の社長の友人)の方に学ぶ事にしました。

 

2.なぜ無料でやるのか・やれるのか

セミナーに行く前は、「なぜ無料でできるんだろうか」と思っていました。

結論としては、「何らかでセミナー開催者がセミナーを続けられる補助や売り上げにつながるものだから」のようです。

 

セミナーに限ったことではないのですが、「無料」と名の付くものは、「なぜ無料でやるのか」、又は、「なぜ無料でできるのか」を常々考えるべきところです。

日本に住むならば、最低限のお金がないと基本的には生きていくことが出来ません。

法人も運用資金がなければなくなってしまいますので、「お金の動き」がなければ、行うことが困難です。ここを留意しつつ、セミナーを受けてみると、「相手が無料でセミナーを開く代わりに何を欲しているか」を知ることができると思います。

 

個人的には、無料セミナーの「お金の稼ぎ方(運営の仕方)」には、3つの区分があるようです。

 (1)公益性が高いもの
(2)売りたい商品がある①(他社の商品)
(3)売りたい商品がある②(自社の商品)

 

(1)公益性が高いもの
自治体や国、又はこれらに認められた団体が、これらの団体から補助金を受け、住民や国民の知識の向上や生涯学習を意義として開催している無料セミナーなどがこれに該当します。

参加者は、現地への交通費のみで済みます。受ける年齢層は幅広いかと思います。

 

ただ、これらは担当者の熱意、団体がかけられる費用等によって、内容が充実したもの、そうでないものとばらつきがあります。

自治体などで開かれるものは比較的入門レベルの簡単なものが多いです。みんなが参加できるのが趣旨なのかと思われます。

 

FPの団体を経由して、所属のFPさんが運営しているような有資格者の勉強会などでは、みんなでレベルを高めようという意識があるものもあり、オススメとになりうるものもあります。

(2)売りたい商品がある①(他社の商品)
この手のセミナーが一番スタンダードな気がします。

インターネットで検索して上位に来るものやブログで多いので、そういう層にウケているものなだけかもしれませんが・・・。

 

FP関係のセミナーだと、おいしいケーキなどが出て、自己啓発的な内容を説明したのち、本題の生命保険・金融商品の販売などの話に移るようなケースです。(ブログを探してもらうとわかりますが、結構募集も、感想を書いたブログもあります。)

 

人にもよるかと思いますが、私は生命保険も株式も自分で分析して購入タイプなので、こういうセミナーは苦手ですね。とはいえ、受講するまでわからないのが難しいところです。

(3)売りたい商品がある②(自社の商品)
今回私が受けたのは、おそらくこのタイプになります。

無料セミナーでは(短時間なのもあって)全部を教えることは困難であるため、講座を受講してくれれば全部教えます。というタイプのセミナーです。税理士がやるならば、「このセミナー以外の細部は、クライアントになってくれたらいろいろ面倒見ることが出来ますよ。」というような内容かなと思います。

 

無料セミナーで、お客様との距離を縮めて本題の商品を(高値で)売る手法を、良いといっていいかは難しいところではありますが、この商品を売るための商品の紹介のセミナーと捉えるなら、否定まではできないところです。

 

この手のセミナーの問題点は、どうしても本筋を隠しがちになることです。結局、技術を小出しにしたほうが、相手に知識を売ることができるからです。ただ、技術を小出しにし過ぎると今度はクライアントから相手をしてもらえなくなるリスクを秘めていると思います。

 

売るために、いろいろなマーケティング手法を使ってくる司会者やスタッフも多く、「今日買うなら安い」などの文句で、ついついお金を払ってしまうような人は気を付けた方がいいかもしれません。

 

これだけだと、セミナーに胡散臭いイメージを与えてしまいますが、(税務などの)専門性がものすごく高く、数時間のセミナーで話しきれるはずもない内容について、概要だけを説明せざるを得ないという見方もあるため、こういう手法を単に否定できなく思いました。

 

前述の通り、結局、事業を続けるためにどこからかお金を手に入れなければならなく、収入にならないセミナーは消滅してしまうものだと思うんですよね。

 

ただ、勉強しに来た人に価値を提供できず、さらには想定していなかった支出をすることになるような受講者を食い物にするセミナーは避けるべきといえます。

 

3.有料のセミナーなら良いものなのか
ならば、逆に有料のセミナーだと得るものが必ずあると言い切れるかというと、そうでもなさそうです。

結局、講師、知りたい事などに依ってくるので、有料セミナーこそ受けるものを選定する必要があります。

 

有料のセミナーは講師が誰かを書いてあるものも多いため(無料のものは書いていないことが多い)、

事前に、講師となる方がどういう人が、どういうことを教えてくれるかをしっかり調べてから行く必要があると思えました。

 

 

4.無料セミナ―を受けるべきか

 結論としては、「ものによっては受ける価値はあると思います」

 

受講してわかった無料セミナーの気になるリスクは、

 「内容が小出しであるリスク」、「高額の商品(生保、金融商品)」を買わされるリスク」だと思いました。

 

小出しなのはあきらめるしかないとして、不必要な商品を購入する必要はありません。

あらかじめ頭に入れておけば、「これは、営業をされているな」と自覚しているので断りやすいかと思います。

 

あとは、「自分のレベルに合うものであるか」も重要です。

税理士の為のセミナー以外の税金に関するセミナーを受けても、高い効果を期待できないと思えるのと同じです。

 

知らない分野の基礎知識を身に着けるうえで、無料セミナーから入るのは有効かと思います。

 

私の場合は、不動産投資に興味を持つ結果となりました。

その後独学となりそうですが・・・。

 

5.セミナーを開くなら

今後、自分でやる可能性もあるため、セミナーを開催するうえでの立場も考えてみました。

●無料か、有料か

無料か、有料か。

これについては、売り込む商品(セミナーを含めて)を何にするかで変わることがわかりました。

 

自分が税理士を軸として無料のセミナーを開くするならば、2.(3)型(自分の商品を売るタイプ)のになるのかなと思っています。
この場合のセミナーの目標は、「クライアントの確保」です。

 

または、敢えて有料セミナーを開くことが良い場合も想定されます。

有料セミナーのメリットとして、無料セミナーの参加者と比べて、「有料なので、お金に見合う利益を出して帰る!」というモチベーションが高い人来ると思われます。

 

裏を返せば、セミナーの分野に興味を持ってきてくれる方が多い為、相応の質も求められます。

開催者側も気を抜くことが出来ませんので質の高いものを目指すこととなります。

 

●他者と「違い」があるセミナーであること

私があるイベントで頒布した無料本が完売したときに、

「それでも、無料頒布でしたからね。」と言ったときに、私の尊敬する先輩が言っていたのが、

 

「無料であっても要らないものは要らない」

 

という言葉でした。

無料であっても、相手に価値を提供できるものでありたいと思いました。

 

そのため、お客様をに価値を提供できる「違い」を持たないといけませんね。

最近は、「違い」を作っていくために、ブログの更新頻度を上げていくことにしました。

●とにかく実践
今日私が書いたのは、あくまで「セミナーの品評」程度のものです。

セミナーでよいもの、悪いものを知るためには、

やはり自分でやってみて発見していくべきなのかと思いました。

 

実際にセミナーを運営してみて、参加者の感想を得ることにより、本当に必要とされている(かつこちらも利益を上げられる)セミナーが何かわかるような気がします。

 

年末までに何かしたいものです。

 

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