おはようございます。
リュウです。
今回紹介するのは第9章、ジョン・ネフ氏です。
この方、バリュー投資家としてかなり評価が高い方のようです。
読んでみた私のイメージとしては、
グレアムとバフェットとフィッシャーを足して3で割った雰囲気の人です。
バフェット流と限りなく似ていて、
異なるところがあるとするならば、
「成長」より「配当」を重んじるところだと思います。
「成長」しすぎる企業は、実価値よりも高く評価されがちになるため、
ある程度の「成長」と、ある程度の「配当」をもらうことが、
一番効率がいいようです。
目安として、ネフ氏が購入した銘柄の多くは、
成長率が「8%」くらいになるようです。
ネフ氏が絶えず目を配っているのは、不人気業種であり、
PERが低く、(配当?)利回りが高い銘柄をメインとしています。
ただ、グレアム氏と異なるのは、
企業の健全さを重要視していること。
1 バランスシートが健全
2 キャッシュフローが一定水準
3 株主資本利益率が業界平均以上
4 経営者が有能
5 この先も一定以上の成長が見込まれている
6 製品やサービスに魅力がある
7 需要拡大が見込める製品の市場に参入している
この7点を重視している。
彼が株式を購入する時は、
とにかく値段を決め打ちしておいて、それより高い値段では手を出しません。
財務に注目しつつ、
成長と配当をバランスよく持つ会社に投資する。
ファンドマネージャーとしての、
高い実績を残すことができた人です。
彼について書かれた本が日本語で1冊あるようなので、
後日読んでみたいと思います。
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