おはようございます。
リュウです。
今日は第10章、ジュリア・ロバートソン氏についてです。
彼は、ヘッジファンドのマネージャーとして、
年率40%の利益を上げ続けた人として名を残しているそうです。
彼の手法は、
独占・もしくは寡占的な市場で、
経営者のスキルが高い会社をターゲットにしています。
彼の主要テーマを7つ挙げる。(P250)
1 卓越した経営者
売上拡大より最終利益に執着し、長期計画と実施施策を兼ね備える。
2 独占企業・寡占企業
3 企業の財務諸表を検証し、大きな企業価値を持つ
4 規制について
競合他社に対し、政府が規制をかけているならば、かなり有利に企業に働く。
逆に、企業が環境破壊や規制違反の責を問われる時、慎重に行動する
5 川上を探す
成長産業を見定めたら、リーディングカンパニーより、
そこに原材料や製品を供給する会社を見つける
6 成長
7 本業が強い会社を選ぶ
彼は情報源として、
他者とのぶつかり合いを基にしている。
ファンドの出資者たちに対し、
自分の業界についてどんな意見を持つかを聞いた。
そして、議論を行うことで、
銘柄の買いと売りを決めた。
これは、主な買いの指標はほぼ同様なのに対して、
バフェットが投資先を、自身で決めるのとは対照的だ。
そんなロバートソン氏ですが、98年ごろから、
成績が思わしくなく、引退を余儀なくされる。
彼の視野はすばらしいものだと思う。
そして、他者の意見を美味く活用するあたり、
経営者としての才も兼ね備えていると思う。
彼についてもう少し知りたいと思いました。
なお、彼が運営したヘッジファンドについて書かれた本が、
日本語で存在します。
興亡と書かれているとおり、
氏の成功と失敗について書かれた本のようです。
今度読んでみて感想を書ければと思ってます。
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