リュウです。
今日は第37章。ワシントン・ポストについてです。
この章では、キャサリンとバフェットの出会いが書かれています。
ワシントン・ポスト社の株価が落ちている状況で、
12%もの株式を購入した、バフェットという者がいる。
その12%の株式は、
B株と呼ばれる議決権のないもので、
原則的には、キャサリンの経営権が揺らぐものではないが気になった。
ワシントン・ポストの社長として、バフェットという人物が信用に足る者か、
そして、わが社が狙われているかどうかを確かめるため、
実際にバフェットと会うこととした。
バフェットとは2年前にあっていた(第36章)ようだが、
キャサリンは覚えていなかった。
という前提があり、2人は会うこととなった。
直接の目的を持って初めて会うことになったのですが、
ここでの対談以降、キャサリンとバフェットは仲の良い友人となります。
とこで、この2人の対談について、
他のバフェットに関する書籍を読む限り、
彼は経営者の質も大事にしているところから、
バフェットは、会う前からキャサリン女史の性格を、
熟知してたのではないかと思われます。
そういった意味では、
実際にあってみて、仲の良い友人になれたのは当然の流れで、
ある意味その確認の場だったのかもしれません。
株式をキャサリンの許可なく買い増すことをしない書面をバフェットは提出し、
2011年になっても(キャサリンが亡き後も)これを続けています。
そして、100倍以上のリターンをバフェットにもたらすことになります。
そして、この第3部での一番の注目点、
バフェットとスージーとの関係なのですが、
バフェットは、前の章で、
ある程度資産ができたら引退するような話をしてましたが、
スージーはこのパーティの様子を見て、そうなることはないだろうと感じたようです。
いわゆる上流階級の仲間入りをしたバフェットですが、
彼に対するスージーの心は、
このころから離れていったように思います。
今後、バフェットとスージーの関係が不安定になっていくのですが、
徐々に読みながら語っていこうと思います。
※ワシントン・ポストについての余談ですが、
2011年にバフェットは取締役を退任したそうです。
1973年ごろから社外取締役になって約40年。
高齢という理由で退任したバフェットですが、
「最近では私もインターネットでニュースを見ることがある。」
というセリフがあったそうです。
バフェットは、もしかすると新聞というブランド力が、
かつてより弱まっているのを感じ取っていたのかもしれません。
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