スノー・ボール 第36章

リュウです。
今日は第36章。「経営者キャサリン」についてです。

この章では、バフェットの最高の投資の1つ、
ワシントン・ポスト社の社長(のちに会長)のキャサリン・グラハム女史についてです。

彼女は当時、自由の国アメリカ合衆国ですら珍しい女性経営者でした。

しかし、彼女の努力と、賢さで、
首都圏最下位だった新聞社ワシントン・ポストを立て直していきます。

バフェットと彼女との出会いはそっけないもので、
ぜんぜん別件である、「ニューヨーカー」買収の件でした。

土砂降りの雨で、バフェットとチャーリーは濡れネズミと化していたところに、
オフィスで出会います。

この章では、それより先の進展は何もないのですが、
ワシントン・ポスト社の投資を行って以降、
バフェットとチャーリー、キャサリンは仲の良い友人になっていきます。

キャサリンは、明晰な人物で、
自分に自信がない女性だったのだと思います。
そして努力家で、託された会社を経営できるようになっていきます。

45歳で、4人の子供を持つ未亡人。
そんな女性が急に1億ドル規模の会社を任されたというのだから、
その苦労は並大抵ではなかったかと思います。

実際に、経営権を託されたときは、
彼女は、出版業についての知識はほとんどなかったようです。

また、彼女は、会社の存続に関してとても気を配っており、
騙し取ろうとする人に対して強い警戒心を持っていたようです。

そんな彼女と、バフェットたちは次章、出会います。
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