バフェットの教訓 61~65

リュウです。

今回は、第61回「投資を複雑に考える必要はない」です。

No.61
人間には、簡単なことを複雑に考える
ひねくれた性質があるらしい。

第60回でも、「単純明快な理論より、複雑なものをありがたがる性質」を、
バフェットは語っていますが、ここでも同様です。

極言すぎますが、
「あらゆる職業は、素人をだますことで成立している(P112)」というのは、
一理あるのかもしれません。

ウォール街では、様々なお金持ちがそこで働く専門家の教えを請い、
手数料を支払っている。

株式ブローカーら専門家は、自分たちのお金を運用せず、
彼らお金持ちから手数料をもらうことにより生計を立てている。

彼らは、なぜ自分自身のお金を使って儲けないか。

それを考えてみればわかるように
おのずと、自称プロの声がどの程度信頼できるか見えてくるだろう。

投資を複雑に考える必要はない。

必要なのは、
自分で考え、自分で判断し、じっくりと待つことです。

どうしても心配ならば、
インデックスファンドなどに投資をすると良いかと思います。

 

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リュウです。

今日は第62回。
第6章部分の「あなたが避けるべき人々」部分の最終回です。

主に、都度意見を変えて、お勧めの銘柄を出してくる、
株式専門家やブローカーの意見を参考にすべきではない。
ということが書かれていた章でした。

No.62
三十年間の長期保有を推奨する時と同じレベルの自己犠牲は、
修道院でもめったに見られないし、
株式ブローカー事務所では、絶対に見られない。

株式ブローカーにとって、長期保有が有効かどうかは実はあまり関係ない。
彼らのメシの種は、たくさん取引してくれる投資家である。
ブローカーは、取引の時の手数料を集めることで生計を成り立たせている。

P114の引用がまさに的を射ているのでそのまま引用する。

もしも、あなたのブローカーが年1回のペースで、
すばらしい投資先を見つけたといってくるならば、
恐らくそのブローカーは妄想癖の持ち主だろう。

しかし、あなたのブローカーが市場環境の変化を理由にして、
先月買ったばかりの株式を処分すべきといってくるならば、
彼は妄想癖ではなく、単なるペテン師だろう。

長期投資家の大きなメリットのうち、
1つは手数料である。

頻繁な取引をしても、その分手数料や税金を取られてしまっては、
利益を逃してしまいます。

専門家に頼るのもよいですが、
本当に必要な企業を自分で見つけ、長期投資をするだけで、
十分な結果を得ることができます。

 

 

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リュウです。

今日は第63回。
今回から、「分散投資について」教訓で述べています。

No.63
50~75の銘柄管理は、わたしの手に余る。
ノアの方舟式の投資をすれば、
結局動物園のような有様になるわけだ。
わたしは数銘柄を大量に持つのがいい。

バフェットは分散投資を好みません。
彼は少ない銘柄をしっかりと管理して、
良い結果を出し続けています。

しかしながら、彼がライバル(?)としているものは、
S&P500などのインデックスのため、
分散投資にもある程度の価値を置いているのだと思います。

50~75銘柄という多数の銘柄を購入していると、
普段からすべての銘柄の変化をしっかりと監視することは難しい。

「確実にここなら勝てる」という部分をしっかりと見据えて、
そこに多額の投資をすることで、
彼はビリオネアへの道へ進むことができました。

 

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リュウです。
今日は第64回「無知と分散投資」です。

No.64
分散とは無知に対するリスク回避だ。
だから、勝手を知っている者にとって、
分散の手法はほとんど意味がない。

バフェットの教訓では出てきませんでしたが、

彼は時に、
「株式に明るくない者ならば、インデックスファンドに投資しなさい」
ということを述べています。

わたしも、バフェットほど株式で勝てる自信はなく、
「ここなら確実に勝てる」というラインを見出せていないため、
少数ながら分散投資をしています。

リスク回避として分散投資をすると、
評価が上がるはずもない企業も同時に購入することになり、
利益を出すチャンスを逃してしまいます。

バフェットは、少ないいくつかの銘柄に資金を集中させ、
その企業をじっくりと見守ります。

彼にとって、株式を購入(買収も含む)する企業は、
父から譲り受けた事業のごとく、
しっかりと内容を熟知しています。

少なかったとしても、良い企業を詳しく理解することが、
株式投資での成功の道なのです。

 

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リュウです。

今日は第65回、「投資会社と投資家の儲ける方法の違い」です。

No.65
ウォール街は動くことでお金が転がりこんでくる。
あなたは動かないことでお金が転がりこんでくる。

この内容は、分散投資の可否について語られているこの章より、
前の章の「あなたが避けるべき人」に載っていた方がわかりやすいかもしれません。

とても大切なことです。

株式ブローカーやアナリストは、わたしたちから手数料を、
わたしたちは、株式差益(キャピタルゲイン)、配当金(インカムゲイン)などで利益を上げます。

その違いが、彼らの行動を決めてきます。

そのため、たくさんの情報や株式購入の機会があると、
ウォール街には手数料が集まってきます。

しかし、わたしたちのふところは潤いません。

逆に、わたしたちは、「ここなら確実に利益を出し続ける」という企業を見つけ出し、
その企業に投資をし続けることで、
差益も、配当も少ない手数料で得ることができます。

バフェットが経営する投資会社、
バークシャー・ハサウェイ社は、10兆円以上の資産がありますが、
社の株式資産の7~8割は、両手で収まる数の企業の株式で保有されています。

10兆円企業でそれくらいのポートフィリオで事足りるのですから、
わたしたちが必要以上の分散投資を行い、
無理してウォール街に手数料を払う必要はないのです。
 

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