バフェットの財務諸表を読む力 2

おはようございます。
リュウです。

この本の構成は、
前半は、財務諸表を読む前の基本的なことが書かれています。

中盤から、
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、まとめ
の順番になっております。

今回は、「財務諸表を読む前の基本的なこと」にいついてです。

バフェットという視点なので、
グレアム氏のように財務諸表のみに依らず、
「スーパースター企業」であるかどうかについても分析を行っている。

「スーパースター企業」とは、
ある種の競争優位性による独占状態から恩恵を受けており、
自社製品を他者よりも高く、他者よりも高く売れる状態を持つ企業です。(P22)

「スーパースター企業」のモデルは大きく3つ、

1 他にはないユニークな製品を売っている

2 他にはないユニークなサービスを売っている

3 一般大衆からの安定した需要がある製品、
もしくはサービスを低コストで仕入れて低コストで売る企業

コカ・コーラやバドワイザーなどを挙げている。
これらの競争優位性が「永続的」であるかどうかが大切です。

競争力を永久に持つのなら、持ち続ける価値がある企業です。

コカ・コーラ社は122年前から〃製品を販売し続けてきた。
この「一貫性」が大切となります。

バフェットは、この「一貫性」を読み取る際、

財務諸表を見る上で、
いくつかのポイントに注目しています。

・一貫して負債がゼロ、もしくは低水準

・一貫して研究開発費が低い

・一貫して収益を上げ続けている

・一貫して収益の成長を保っている

これらが満たされている時、
永続的な競争力を持つ企業の可能性がある。

バフェットは、財務諸表を読む際に注目すべき箇所、

・損益計算書


特定の期間内の企業がどれだけお金を稼いだかについて
会社の利益、自己資本利益率、収益の一貫性と方向性に注目している。


・貸借対照表


企業の預金額と借金額がわかる。
キャッシュの額、長期負債に注目している。

・キャッシュフロー計算書

企業がビジネスを行ううえでの現金の出入りがわかる。
債券・株式の売り出しと買い戻しの動きなどを見る。

今回は、ややタイトルの「財務諸表の読み方」とずれてしまいましたが、
バフェットの投資法を知る上で大切な章です。

グレアム流で割安な銘柄がなぜ挙がらないものもあるのかを考え、
彼は独占力がある企業が評価されることに気づきました。

永続的に独占力がある企業かどうか、
財務諸表である程度わかることができます。

次回は損益計算書についてです。
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