スノー・ボール 第28章

リュウです。
今日は第28章です。

時は1966年、
株式市場が徐々に浮かれ出していたころです。

アメリカン・エキスプレスで大きく稼いだバフェットですが
のこのころから、パートナーシップを広げるのが難しいと思うようになります。

これは、株式市場が浮かれ出してきたため、全体的に割高で、
グレアム先生の教えである安全域が大きい企業が減ってきたためです。

シケモクに投資をするためのシケモクがない、
という状況です。

状況が変化するのは、
1970年前半の暴落を待つことになります。

バフェットのこの章での投資活動は、
バークシャー・ハサウェイの株式を一族にも所有してもらい、
支配権を増やしたくらいで、大幅な動きはありません。

この28章では、
久々に一族のことが描かれています。

下院議員まで勤めたハワード・バフェット。
ハワードがバフェット一族の支柱だったのは言うまでもありません。

彼がなくなったあと、
スージーとバフェットが一族を導いていくようになります。
特にスージーの面倒見のよさで、一族をまとめていたようです。

バフェット(とその兄弟)と母親ことリーラとの仲は、
思わしくなかったのですが、極力2人が会わないようにスージーが取り計らってくれたため、
うまく回っていたようです。

また、ウォーレンの家庭は、
同世代ではかなり裕福な家庭だったはずですが、
バフェットから子供にお金を渡すことはそうそうありませんでした。

映画を見に行ってもポップコーンは買わなかったし、
おねだりは受けつけませんでした。

これは、子供たちがが大人になっても同様で、
「お金は大切なもの」ということをよく理解したのは間違いありません。

「大金持ちになっても、
貧しいときの生活とは大きく変わらないだろうね。」

グレアム・ニューマンで、
グレアム先生がバフェットにした会話のとおり、
大金持ちになっても、生活は変わりませんでした。

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