私がベトナム株を始め、現地口座を選んだ理由

リュウです。

今日は暖かい一日でした。

段々と日が長くなっていくこの時期が好きです。
(花粉症の方はきつい時期ですね。自分も多少有りますが重い人はもっと苦しいようなのでがんばって行きましょう)

渋谷の貸会議室の管理作業をして、大学の先輩と食事をしながら打ち合わせをしてきました。

不動産業は今年が勝負どころのようですね。

 

色々な事件で、個人の不動産投資家に対する銀行の融資が渋くなり、オリンピック特需も段々と終焉を迎えてきているかのようですね。

自分も、不動産は消極的ですが、将来の融資と買い時を見込んで不動産投資を始めておけばよかったかもしれません。

さて、本題。

今日は、ベトナム株の話。

私は、米国とベトナムに投資をしています。
口座開設だけなら、モンゴルの銀行口座を開設したもののリスクの関係で送金には至りませんでした。

米国証券口座の開設理由は、主として「バフェット先生への敬意」からです。

米国株を買うようになった理由などは、こちらの記事に。

 

バークシャー・ハサウェイの書類や情報が欲しくて欲しくて、

ある意味でGEICOにグレアム先生に会いに行ったバフェット青年と同じなんですよね。

 

あと、米国市場は世界一の市場だけあって素晴らしい銘柄が多いため、決算短針や年次報告、そして私自身の英語力を強化して、今後は投資対象にしていきたいところです。

それに対し、ベトナム株は純粋に「投資価値を感じたから」です。

若いし、成長見込みがあるし、安いし、しかも民主党政権で円高まっしぐらのあの頃・・・、

色々美味しい時代でした。

今回はベトナムの口座開設をした理由を書いてみます。


※いち早く、春の始まりを告げる玉縄桜(2019.3)

●もくじ
1.私がベトナム株を投資したわけ
2.手数料問題(日本で買うと高い)
3.大まかな流れ
4.まとめ

重要なところだけ結論を書くと、
細かい理由は他にもありますが、

①将来性があること
②日本の証券会社の手数料が高すぎること

です。

1.私がベトナム株を投資したわけ
私がベトナム株の現地口座を解説したのが2009年5月頃(はっきりした書面やメールの文面がSBIのときと同様見つからないので概ねその頃)です。

ベトナムに投資価値を感じた大きな理由は、上述の通り、「将来性」です。
色々後付の理由はつけられますが、いくつかの将来性の要素により、投資価値を感じ口座開設をした次第です。

理由を挙げていきましょう。
一応、今もその要素は概ね満たしていると思いますが、判断基準は2009年現在です。

 ①1人あたりGDPが低かったこと
②20年来、6%程度の成長を続けている
③テレビニュースで挙げられたベトナムで当時流行していたもの

①1人あたりGDPが低かったこと
当時の情報で、ベトナムの1人あたりGDPが年間1,200ドル程度でした。(参考)
今は2,500ドル程度で(2018)倍くらいになりました。

当時の日本の1人あたりGDPが年間41,000ドル程度(今は4万ドル程度、後退しています。)でした。
そこで自分が考えたのが、日本の半分の1人あたりGDPが年間2万ドルまで上がったとしたら、

20,000(USD)÷1,200(USD)≒17倍

素直に株価に連動することで、最低限、(ここ1,2年でどうなるものではなく)いずれ10倍くらいになるんじゃないかなーと、おぼろげながら意識していました。

②20年来、6%程度の成長を続けている

ベトナムの歴史を勉強した方は解ると思いますが、
1986年からドイモイ(Doi Moi)政策という政策をベトナムで行いました。

ドイモイというのは、「刷新」という意味です。
刷新した内容は、「社会主義政策の緩和」です。

ベトナムは、「ベトナム社会主義共和国」という名の通り社会主義国です。
ところが、社会主義国家には、分配するための資本(富)が必要になります。

しかし、ベトナムにはその資本がない。

そのため、「まずは、お金持ちになってから社会主義国家になりましょう。」と、政府が国民に対し一定の私有財産の保有を認め、株式市場もホーチミン、ハノイと開かれ、活況を呈しています。
 

ドイモイ政策がうまく言ったからかと思いますが、成長率は年6%程度で安定(中国のように10%になったりするようなこともなく平均的に)しているようです。

③テレビニュースで挙げられたベトナムで当時流行していたもの
最後にもう一つ、最後に背中を押してくれたきっかけが、ベトナムについて報道していたあるテレビニュースです。

「今、ベトナムではカラオケボックスが流行っています。」

ネタなようで、実話です。

これをみて、口座開設について調べ始めました。
 

マスコミなので、誇張した内容だったかもしれませんが、私の中では、「これから流行るのか。」と、30年先を先取りできた気分になり、投資を始めた次第です。

大使館などに行き証明をとったのですが、若々しい人が多く、人口ボーナスを受けている状況はまだ続いています。(中国の15年遅れくらいのイメージでしょうか)

実際にインデックス比較で2009年の300から950くらいまで上がったので、10年で3倍にはなったようですね。
割安な銘柄はまだあり、バフェット流投資法と相性がよいかと思われます。
 

 

2.手数料問題(日本で買うと高い)
 

ベトナムの魅力について概要を語りましたが、取引をするだけなら、現地で口座を開く必要はありません。

海外インデックス等で国に投資することはいくらでもできるからです。

現地証券口座を開く理由となったのは「手数料が安い(日本が高すぎというべきなのか・・・)」からです。

おおよそのレート、1円=200ベトナムドンで計算します。

ベトナム株投資を行う際にいくつかの手数料が発生します。
 ①売買手数料(譲渡所得税)
②為替手数料
③口座維持手数料

 ①売買手数料(譲渡所得税)
一番イメージできる手数料かと思います。
日本だと1.5~2%(片道)で往復3~4%手数料がかかります
ベトナムだと0.3~0.4%(片道)がスタンダードです。往復で0.6~0.8%程度です。

日本株だと、あと最低手数料というものが有り、どんなに少ない単位で取引しても5,400円の手数料が取られる仕組みになっています。

なお、譲渡所得税とは、株式を売却した際に、売却額の0.1%を所得税として取られるものです。
外国税額控除の対象になり、概ね二重課税は防げるとは思います。

②為替手数料
隠れた手数料として、為替手数料が有ります。
FXなどをやってもらえればわかりますが、スプレッドのことです。

調べてみてびっくりです。
1000ドン(約5円)に対し0.2銭もとられるようです。往復で0.4銭。

往復で8%も手数料を取るなんてアコギですね。
3社で調べてみて3社とも片道4%の手数料を取っているようです。

ベトナムに直接送金をした際、シティバンク(現:プレスティア)だと、
3,500円+リフティングチャージで片道1%もかからなかったかとおもいますが・・・

③口座維持手数料
逆に海外だと、口座維持手数料がかかります。
年間で一定額生じるもので20ドルくらいが相場ですが、一部の現地口座では180US$(年間2万円)取られる会社もありようです。

①~③の合計を出すと
国内では、
往復売買3.24% + 往復為替8% =11.24%

ベトナム口座では、100万円を送金するとして
往復売買0.8% + 為替4%(大きめに見積もって) =5%

と、半分以下で済みます。

3.まだ成長は可能か

株式関係なので保証するわけではありませんが、まだベトナムは将来性がある国だと思います。

先程書いたとおり、GDPを厳しめに見積もっても8倍くらい稼ぐ力が伸びると思われます。

人口カーブも一番多い年齢層が65歳引退で20~30年程度生産力が伸びる状態です。
(むしろ最近の日本の元気のなさからすると、日本のGDPが抜かれたっておかしくないですし。)

当然、1人あたりGDPが成長すれば、一般的にそれ対応して給与も上がりますし、経済規模が大きくなります。しっかり良い会社を長期的に持てば、相応の結果を生み出せる市場であるといえます。

4.まとめ
当時を思い出しながらベトナム投資に立ち返ってみました。

ベトナムは良い国です。人口も面積も日本の8割程度で、識字率も高い国です。

全体が成長しようとしている雰囲気は、歴史に聞く戦後の日本の復興をイメージします。

 

最近、現地で口座を持てる他国も研究していますが、今のところベトナムはかなりの優良国家です。
現地で持っている法人を見に行きたいものです。
 

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