おはようございます。
リュウです。
今日は、いつもとは違った分野を紹介します。
この本は、ある県の教育委員会の委員さんが集まる研究会で、
講演をされた方が書いた「いじめ」について書かれた本です。
縁があり、手にとることができたので、
読んでみました。
「現代のいじめは陰湿である。」
これは間違いないと思います。
私は去年、ある町の中学校でいじめられていた子の面倒を見たことがあります。
物をなくされるは、汚されるは、壊されるはで無茶苦茶です。
彼女は今は高校に行って平穏無事に生活していますが、
当時はかなり相談されました。
きっかけは些細なもので、
覚えのない「告げ口」があったということでした。
加害者は、子も親も少々「オカシイ人」たちで、
キレるは、騒ぐはとにかく「自分は正しい、全てあなた(もしくは学校)の所為だ」
という方だったようです。
彼女に目をつけられると面倒だということで、
グループでいじめをしていたようですね。
高校に行くことで解決しましたが、
昔も今もいじめというものは酷いものであり、
昔よりばれないように、巧妙に行われている事実があります。
さて、この本ですが、
著者は、児童相談所の心理司をしている方で、
実際の事例を元にいじめを解説していきます。
1章では、
ある生徒のいじめの内容を紹介し、
被害者の雄二君と共に、解決までの道のりを歩いた事例を載せています。
2,3章では具体的な事例。
こんないじめが世にはあるのだと思わされます。
そして、クラス全体でいじめが起こってしまうのかということがかかれています。
4章で解決するために心がけること、具体的な対策。
5章では、いじめられている子かどうか、いじめている子かどうかのチェックリストです。
子どものいじめは、大人のいじめより陰湿で酷いものです。
「親が事を荒立てて、いじめをより酷くする」ことを心配し、
子どもたちが言えない現状があるようです。
いじめの根絶は難しいものです。
しかし、こういう本を読んでどうにかできないものか考えてみたいものです。
【教師と、子を持つ親】が読んでみる価値がある本だと思います。
リュウ
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(12月26日現在 130冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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