【本】株式市場「強者」の論理

おはようございます。

リュウです。

あなたは株式投資を行う際に、

機関投資家や、外国人の動きを予想したことがあるでしょうか。

機関投資家や外国人投資家、証券会社が投資したお金は、

全体の3割から5割になります。

今回紹介する本は、

どうして個人投資家は食われ、

機関投資家に金が流れていってしまうかという視点で書かれた本です。

株式市場「強者」の論理 中原圭介

本の内容としては、

1章では、どうして、投資をするとお金持ちに負けてしまうのか。

2章では、機関投資家が仕掛けてくるワナ、

3章では、2章の「ワナ」をどう回避するか

4章では、高いところで買ってしまい、安くなって売ってしまう投資家の心理について、

5章では、外国人投資家の動きの傾向と対策

6章では、資産を10倍にする方法と銘打ち「大勝負」を挑むための方法論がかかれています。

機関投資家について2,3章で書かれています。

彼らは、テクニカル(株価のグラフ)を利用する個人投資家を逆利用したり、

格付けを低くして安く買い集めたり、

保有率を減らすフリをして安く株を買い集めたりします。

これらをあらかじめ知り、

どういう戦法を使い回避していくかが書かれています。

4章で、個人投資家が心理的に失敗してしまう部分を解説しています。

高くなったのでもっと上がるだろうと思い買ってしまう、

安くなり、怖いので売ってしまう。

そんな経験はありませんか。

4章では、その心理と、どういう行動を取ればいいのか解説しています。

何度も読み返して、身に着けてください。

著者の中原氏は、

「1億円を目指すならば、最初の1000万円が難しい。」

と書いていました。

個人的に全く同意権でした。

資産が1000~2000万円くらいあれば、

うまく10%で運用できれば、100万円。

十分すぎます。

(10%の運用が可能かというと、バフェット氏の投資法でもある程度目指せます。)

そこまで行けば、

優良株にゆっくり投資することで十分成功できます。

しかし、これが100万しかないと、10万円しか増えません。

だから運用率を上げようと無茶をして、

不利な相場に対して機関投資家に挑むことになります。

しかし、給料が300万円の時代に、

1000万円をためるのは相当な時間がかかります。

そのため、個人投資家は「大勝負」を何度か(1,2回)挑んで、

勝たないといけません。

最後の6章には、

その「大勝負を挑むための条件・方法」が書かれています。

しっかりとした投資スキルをつけるために役立つ本です。

【株本や実践である程度知識がついてきた人】が、

さらに成長するために役立てる本です。

オススメします。

以下、著者の中原氏のブログです。

税制、経済対策に関しても意見を述べており、とても広い視点で参考になります。

http://blog.livedoor.jp/asset_station/
とても会ってみたい方です。

忙しいようなので、まだまだ会えるまでは時間がかかりそうな方です。

株式市場「強者」の論理 中原圭介

リュウ

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【今まで紹介してきた本のリスト】

(平成22年1月23日現在 158冊)

 あなたの読書の役に立てるとうれしいです。


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