【本】富の福音

おはようございます。
リュウです。

今回紹介する本も、

昨日と同様、本田健氏の本に載っていたオススメ本であり、
絶版な上、古本の価値が高すぎて手を出していなかった本です。

19~20世紀に、
アメリカの伝説の人物、鉄鋼王カーネギーが書いた、
お金持ちになるための成功哲学本です。

富の福音―自分がして欲しいことはまず人にそれを行え! アンドリュー・カーネギー

・成功する者と仕事

成功する者は、

「何の仕事をしたいか」ではなく、
「自分ができる仕事は何か」を考える。

私達がすべきことは、
今すぐ実行できることをすること、

すなわち、第一歩を踏み出すこと。

今日、あるいは今世紀中に、
人類が到達できる目標のために力を尽くすこと。

・寄付について

この本で他の本以上に得たことは、

「寄付のあり方」についてでした。

むやみやたらと寄付について考えていましたが、
あげることにより堕落してしまうものがいるのも事実です。

ではどのような人を助けるべきか。

助けるべき人は、自分自身で努力をしている人です。

氏は、教会にオルガンを寄付する際、
全額ではなく半額を寄付し、
必ずその際には領収書を出してもらった。

自助努力するものに対して寄付を行うべき。

・資本主義の発展について

デパートがアメリカで生まれた際、
地元の小売店は大打撃を受けた。

しかし、カーネギー氏はこれを認め、
駆逐されることは当然の理としている。

新しく考案されたもの(技術・サービス等)を実用化することで、
旧来の社会は混乱する。

旧式のために、社会に利を与えるものが少ないならば、
おのずから駆逐され消滅するものである。

・社員との関係

資本家と社員(労働組合などのこと)は親密であること。

年3~4回は、代表に会うべきである。

後半のアメリカの帝国主義周辺については、

日本人としては実感があまりなかったのだが、
(もちろん白人が他の人種を支配することが問題なのはわかるのですが、
現状についてそれを活かすために何をすべきか思いつかなかった。)

得るものが多い本でした。

ただ、古本で8,000円のプレミアが付いていますが、
そこまでの価値がある本とは思いません。

【運良く図書館であったら一読する価値がある】本です。

あと、ナポレオン・ヒル博士とアンドリュー・カーネギー氏は、
深い関係にありましたが、

ナポレオン・ヒル博士のプログラムを、最後に載せるのは蛇足だと思いました。

きこ書房の本は、

時々無理やりナポレオン・ヒルプログラムを勧めてくるのが玉にキズですね。

これを読んだ方が、以下のAmazonのリンクを踏んだ時に、
1000円程度で入手できるのならばオススメ本です。

富の福音―自分がして欲しいことはまず人にそれを行え! アンドリュー・カーネギー

もし、あなたが見たとき古書の価格が8,000円だったら、
自分が知りたい分野の本を10冊読んだ方がトクだとわたしは思います。

リュウ

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【今まで紹介してきた本のリスト】

(平成22年5月11日現在 263冊

 あなたの読書の役に立てるとうれしいです。


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