【本】株のプロは何を買っていつ売るのか?

おはようございます。

リュウです。

今日紹介する本は株式の取引の中で、

企業評価や、投資家心理など、

省略されがちな部分を網羅していた本です。

株のプロは何を買っていつ売るのか? 田久保

この本でも、

バフェット氏や、グレアム氏のような、「企業価値」を重要視した運用を行っています。

1章2章で基礎

3章で企業価値の算定

4章は出来高について

5章は買い時、売り時

6章はバブルなどの時の投資家心理

そして7章で締めとなっています。

3章が、日本の株式会社の企業価値算定の方法を示しているので、

比較的読みやすい。(アメリカの株ならば「麗しのバフェット銘柄」参照)

6章が、バブルの投資家心理について書かれています。

とくにこの2つの章が面白いと思います。

企業価値算定は、

ある程度うやむやに書かれている部分がある本を見たのですが、

今回の本は詳しく書かれているのでかなり参考になると思います。

2004年後半から2006年辺りにかけて、

株式取引に関する本が多くでました。

その原因としては、

過熱しすぎた景気(バブル)な状況だと、

プロより素人の方が運用成績が良くなってしまうことがあります。

リスクを管理せず、

トライして運良く成功したという状況になってしまうからです。

そして、その運用方法を本にしてしまうから、

一見成功しそうな論理ですが、バブル期の偶然の産物の成功体験なので、

実践して失敗してしまう個人投資家が増えるわけです。

長期的に見るとバブルが割れたときにどちらが正しいかわかるわけです。

その部分について冷静に見ているのがこの作家です。

得られる部分が多いので、

個人的には役立つ本だと思います。

オススメです。

株のプロは何を買っていつ売るのか? 田久保龍

リュウ

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【今まで紹介してきた本のリスト】

(平成22年1月22日現在 157冊)

 あなたの読書の役に立てるとうれしいです。


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追伸:

惜しむは、著者のブログが更新されなくなってしまったようです。

著者は信用取引も1倍、損切りもありで行っているとのことなので、

そうそう失敗することはないですが、

運用状況と結果を事後報告(買って、売り終えた銘柄だけでいいので)を聞きたいですね。

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