子に言われて考える、子にできること

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今日は、妻が健康診断で出かけるので、これから実家に行ってきます。
自宅でも遊べるものの、実家の場合遊び道具が多いため、極力遊べる時間を確保してあげたいものです。

さて、本題。
あなたは、子に「生まれてこなければよかった」と言われることがあるでしょうか。
私は先週末にありました。

原因は親子関係や環境によるものではなかったのでホッとしましたが、妻と一緒にドキっとさせられた週末でした。

今日は、そんなことをきっかけに、「親ガチャ」、「子にどのようなことをしてあげることが出来るか」について考えていました。

娘に「生まれてこなきゃよかった」と言われる

先週、娘が熱を出してコロナではなく胃腸炎(症状からロタウィルス?)でした。
(コロナのみならず、胃腸炎も多少流行しているようですね。)

胃腸炎の性質上、薬では治らず、嘔吐や下痢がひどくなったことが原因で、同じ日に1時間に2回粗相をしてしまいました。
娘は、それを気にして言ったのがきっかけです。

大人まで生きればわかることですが、胃腸炎で苦しむ期間なんて30年で多くても1ヶ月くらい(他の病を含めても半年間もないでしょう)です。
しかし我が子にとっては、

「5年生きて、(オムツが終わったのに)また粗相をしてしまった。
 もしかしたら一生このままなのでは?」

と考えたのかもしれません。
原因が下痢とはいえ、「生まれてこなければよかった」と言われると実に悲しいものです。

親ガチャという言葉について

若干話が変わり、「親ガチャ」という言葉があります。

2021年に流行語でランキングされた言葉です。
個人的にはあまり好きで言葉ではないですが、娘の言葉を聞いて今日は少し考えてみることにします。

親ガチャとは、「羨望する他者との遺伝的要因(生まれ)と環境要因(育ち)の違いを「努力では挽回できない差」と“ガチャ”に例えた日本のインターネットスラング」のことです。

ソーシャルゲームに出てくるガチャは、確率で強い当たりキャラが出現し、それ以外は比較的どうでも良いキャラが出るような仕組みになっています(ゲームによりますが)。このような「ガチャの引き(要は運)で親が決まり、それによって人生が決まる」と考える思考といえます。

ソーシャルゲームのアンインストールをして良いガチャが出るまで繰り返す「リセマラ(リセットマラソン)」という言葉もありますが、人生をやり直す≒自らの命を絶つという意味合いから、「親リセマラ」という言葉はあまり目にかかることはありません。

さて、そんな「親ガチャ」。複数サイトを観る限り親ガチャには、

 ・親の収入や資産が多い
 ・親の事業やサラリーマンとしての業種
 ・親の学歴が良い(自分のではない)
 ・親が有名人本人だったり、その知り合いがいる
 ・容姿が良い

のような基準の良し悪しで判断しています。
ハズレはだいたいその逆といったところ。

ただ、この言葉があまり好みでない理由として、自分の子供時代があります。
自分の親を振り返ると、この定義の親ガチャではそこまで良くはなかったのかもしれません。

ですが、生まれつき片耳の弱い自分に対し、「万一、両耳聞こえなくなったら!」と心配をして小学生になる前から一生懸命教育を施してくれました。

そのおかげか、最高の人生とまでは言いませんが(「わたしは最高の人生を生きている」と断言する方をお目にかかったことはないですね。)、自分自身、大学も大学院も出ることができ、就職氷河期ながらどうにか就職し社会人となり、数年後には税理士の試験合格もたどり着くこともできました。

個人的には、定義と別に親ガチャに恵まれた(当たり)と思っています。

どうしたら良い親になれるんだろう

これらを考えると、親ガチャの当たりとは何なのでしょうか。
仮説として、当たりの一つに、

「親がどれくらい自分のことを愛してくれるか」

があるのではないかと思います。

 ・親が、どれくらい子に向き合えたか
 ・親が、子の悩みや試練に対しどのようにかかわることが出来たか
 ・親が、子とどれくらい遊ぶことが出来たか

など、例を出せばキリがありませんが、親の金銭面や学歴は親ガチャの一部(無ければきついことがあるのは否定しません)であり、「親の子への愛」の大きさで親ガチャがあたりに変わる音はいくらでもある、と思います。

逆に、お金があっても、親の愛を全く受けられなかった子は親ガチャで当たりなのかというと、そうは思えないのです。

そこで良い「親ガチャ」と将来言われるために、今後も子に対し、より親の愛を注げるようにしたいものです。

 ・子の将来の考え方の手本となり
 ・生きる術を教え
 ・愛をもって心身ともに健康に育てること

これらを親としての指針(目標)とします。目標のために一定期間、嫌われることもあるかもしれません。

でも20年、30年先に我が子に「うちに生まれてきてよかった」と思われるような親であれば幸いに思います。

まとめ

「生まれない方が良かった」

下痢が理由であったとはいえ、妻と一緒に「ドキッ」とさせられた言葉でした。
正直、「親ガチャを外した」と娘に言われたら少しめげるかもしれません。

ちなみに、子ガチャは大当たりなのかもしれません。
よく考え、色々なことに興味をもち、ひとのことを考えることができる子に育ってくれています。

そんな娘の成長を少しでも良いものにできるよう、父はがんばるよ!

ちなみに、胃腸炎が治って保育園2日目の昨日「生きててよかった?」と聞いたところ、「普通。」と言ったので、ちょっと落ち着いたようです。
少し安心しました。

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