おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、
相場に魅入られたある男の人のお話です。
技術も参考になりますが、
それに加えて、彼の成功と失敗の人生を読み込むことができる物語です。
あなたも株のプロになれる―成功した男の驚くべき売買記録 立花義正
著者の立花氏は、電機業界に勤めていました。
そこで、自社株を買うところから株に出会います。
そして様々な銘柄を買うようになりました。
おじいさんとの出会い、目覚め、
その後、暴落による無気力状態での片足不随状態になる大怪我、
家族崩壊の危機、
そして、成長。
彼は様々な苦難を乗り越え、
だんだんと「売買のプロ」へと進化していきます。
彼は、解説者の言うところの、
「売買のプロ」であり、「当て屋」ではない人です。
「当て屋」とは、どの銘柄を今買うと得かをずっと考えて、
特化した投資をしないために成功する人が少ないようです。
彼は進化していく過程で、
日本電気とパイオニア株にずっと張り込み、
チャートを研究し、買いと売りをうまく続けた、
まさに「売買のプロ」です。
これは、株式に限らないのですが、
物事に特化した人はとても強い。
著者の立花氏は、
最初の多銘柄の売買、
小豆の先物で練習、
先物を辞め、日本電気の売買、
日本電気を切り替えてパイオニアの売買、
と徐々にひとつに特化してきました。
彼の成功はそこに見出せるものかと思います。
自分と毛色の違う本ですが、
売買の苦しみと面白さが伝わってくる良書です。
技術としては、酒田五法のナンピンの投資法について書かれているようですが、
それは専門書に譲ります。
他の株式本によく書かれている、
「こうしたら成功しました」というような、
成功談ばかりを書き綴った本ではありません。
彼の揺れ動く心理状態や、恥の部分も堂々と書いています。
他にも勉強になるところがあります。
彼みたいな「相場師」になるには相当な修練が要ることでしょう。
【本気で株式をやる方は一度読んでおいていい本】です。
あなたも株のプロになれる―成功した男の驚くべき売買記録 立花義正
リュウ
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(12月17日現在 121冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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