おはようございます。
リュウです。
今日紹介する本は、
日本にタリーズコーヒーを持ってきた松田公太氏の書いた生き方についての本です。
タイトルからは、ややネガティブな言葉に聞こえますが実際のところは積極的な本でした。
「5年間で仕事をやめる」、
この「やめる」とは、
今までの5年間のやり方を変え、考え方を変え、
バージョンアップしながら5年単位で成長し、本当の実力をつけていく。(P6)
という自己成長をあらわしています。
松田氏は、
6年間で初任として入った三和銀行をやめ、
タリーズコーヒーを上場させるまで5年、
伊藤園に過半数の株式を売却するまでに5年、
という様々な運命をあるいてきました。
彼を支えてきたのは、
「5年間で仕事をやめる」という決意と期間を切ったことです。
彼は、その短い期間でどんどん成長し、
一人の実業家としての地位を築きました。
彼の本から得られたエッセンス
・やめるという期限を区切ると成長は加速する
・目的は「的」であり、生涯の目的。目標は「標(しるべ)」であり、途中の経過点。
・自分史を描き、自分の残り時間を見て生き方を考える
・1年に3回の難しい目標を立てる、(松田氏の場合1月・4月・12月)
・学んで自分を成長させようという意思があれば、たいていのことは我慢できる。
・失敗のイメージを描く(失敗してもここまでの損失で済む)
・成功が誰もが美味しいと感じるわかりやすい食べ物ならば、
失敗は栄養のある野菜に例えられる
・挽回の要素があるかを考え、失敗は早急に認めること
・多くの人に会えば、それだけ運は向いてくる
・一見単純に見えることにこそ脳を使え
・単純作業にこそゲーム感覚を取り入れよう
・仕事に日常的な楽しみを加えられないかと考えてみる
・どんなことでも、真剣に向き合った経験、感覚は体の中に残っている
・戦いの姿勢は個人や組織を成長させる
・「No pain, no gain.」を、「No fun, no gain」に。
・人をほめる、ほめることは自分がうれしいこと。
とてもやりたいことがたくさん得られた本でした。
前回の、氏の自伝を読んだ時にも思ったのですが、
松田さんにはぜひあってみたい方です。
この本は自己啓発本にしては読みやすく、
話もまとまっています。
【大学1年生など、学生の人たち】が読むことで、
大人社会の最初の5年を有意義に過ごすことができるでしょう。
とてもよい本です。
オススメします。
リュウ
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(平成22年8月23日現在 365冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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