財布を盗難に遭ったときのこととまずすべき対応

リュウです。

去る、6月24日の夜に財布を盗まれました。

失くしたと気づいた当日はとにかく色々動いて手続き。
翌日からしばらくげんなりしていたのですが、クレジットカード、キャッシュカードなどが戻り、概ね環境が復活したのでそろそろブログネタにでもしようと思いました。


■神奈川県の運転免許センター(横浜市旭区)
(2018年5月に新しくなりました)

盗難にあったときの状況

最初に合格科目となった財務諸表論の先生に税理士試験合格を報告しにいった帰り、自転車のかごに財布を置き忘れ、翌日朝に財布がないことが発覚。

その日は急遽年休にしました。事情が事情なのと繁忙期を回避していたので許してくれました。

妻から「絶対何かに使うから余裕を持って渡しとく。」と1万円を受け取る。そんなにいらないと思っていましたが、結構重要でした。

●盗難された財布の中に入っていたもの

 ・現金約10万円(給料日直後の生活費)
 ・クレジットカードが2枚(チャージ式PASMO含む)
 ・自宅の鍵
 ・Suica定期券(PASMOと使い分けていた)
 ・キャッシュカード4枚
 ・保険証
 ・Tポイントカード

他にも金銭的価値がなかったものがあったかもしれませんが、思い出せるものが以上です。

結果的に、カードの不正使用などは無し。
財布はどっかで捨てられているかと思いきや、出てきませんでした。
(足がつくのを恐れたかもしれません。ポイントカードも残高が残ったまま未使用。)

盗難にあったらやるべきこと

いつものごとく当たり前のことを書いているのを承知ですが、

「盗難に遭うと判断力が鈍ります」

被害に遭わないのが一番ですが、被害に遭ったときのために、ある程度自分でなにをすべきか整理しておくと良いでしょう。

やることリスト

 ① 警察に盗難届を出す
 ② クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカードを止める
 ③ 免許証の再交付
 ④ 必要に応じ、銀行にキャッシュカードの再交付を依頼
  (同日でも行ける場所はあり、平日なので休みづらいから同日にやった方がいい)
 ⑤ その他の再交付関連(鍵、保険証、Suica、PASMO)

警察に盗難届を出す

警察に報告します。
後に、所得税の雑損控除を受ける際の証明を取得する上でも重要です。

出てきたら報告をくれるそうですが、1ヶ月経った今も連絡はありません。
ここまできたら戻ってこないのでしょうね。

なお、紛失で届けるか、盗難で届けるかによって警察の対応が異なります。

紛失の場合は届出のみです。
一方で盗難の場合は被害届を出し、書面の訂正や実況検分の立ち会いなど若干手続が煩雑になります。

恐らく、紛失はある種の報告、盗難は事件として扱われることとなっているのかと思います。被害届を出す時は、調書にハンコを押す必要があるので、認印を持って行くといいと思います。
(書面の修正にも使うので立会いのときもしっかりもっていきましょう。)

クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカードを止める

クレジットカード、キャッシュカードを止める手続をします。

概ね、止める手続は電話等で可能です。
(解除と違って緊急性があるからでしょう。)

特にクレジットカードはオンライン決済や、金額の低いものだとサインも不要で簡単に使われてしまうので注意です。
(それだけ犯人に近づく可能性は高いですが。)

キャッシュカードは暗証番号が合わないと使えないこと、出金した銀行もログで残るので、犯罪者の心理はわかりませんが、足が着きやすく悪用されにくいように思います。

免許証の再交付

これも重要です。免許証がないと、本人確認が困難になり、他の再交付で困ることが多いです。
(自宅にマイナンバーカードやパスポートがあれば対応できる可能性は高いです。)

神奈川県の場合は、横浜市の二俣川にある免許証事務センターに再交付の申請に行きました。盗まれた日に決着をつけないと、平日営業のため、その他の手続に手間取るのでさっさと終わらせるのが吉。

午後一番に行きましたが、16時近くに解放されました。思った以上に時間がかかるので注意。

銀行にキャッシュカードの再交付

私は失念していましたが、銀行の対応を見る限り、後日ではなく、当日に手続ができる銀行もあるようです。銀行に電話等の確認が必要かですが、キャッシュカードが使えないと生活に響くので、柔軟に対応してくれるかと思います。

ただし、できるのは手続のみで、本人確認のための簡易書留で郵送、2週間くらい待たされることが想定されるので気をつけてください。

私が手続きした横浜銀行は、電話でキャッシュカードを停止したあと、書面が送付されるのでそれを提出するというものでした。当日は1時間半待たされましたが、手続同日にキャッシュカードが交付されたので助かりました。

(三菱は2週間くらい待ち、簡易書留で送付。)

手数料は1,080円です。(横浜銀行、三菱UFJ銀行)

その他の再交付関連(鍵、保険証、Suica、PASMO)

Suica定期券(恐らく記名Suicaも)については、個人情報を確認し1,080円で再交付可能です。Suica定期券は、再交付のために翌日まで待つ必要があるので若干不便です。

とはいえ、買いなおしせず再交付されるのがものすごくありがたいです。

最後に、多少お金はかかりますが、家の鍵は代えてもらいましょう。
(案件が案件なので、管理会社の方がすぐ手配して、5日後の土曜日に新しいものになりました。)
大した金目の品はなかったものの、一部貴重品を数日間持ち歩かざるを得なくなりました。

なお、鍵がないときは、大家さんか管理会社に連絡を取れると安心です。
(なぜか、今回はどちらにも鍵がなかったので日中家に入れなかったのですが・・・・(苦笑))

警察の現場確認

調書を作成し、当日~数日後に警察の現場確認の立会いをする必要があります。
立会いはすぐ終わり、調書の修正をした後は、警察の担当官の人が現場を調査します。

数日経って、財布が戻ってくるのを半分諦めていたころなのと、娘が風邪だったのでその旨伝えたら短時間で対応してくれました。(犯人を見つけ出すためできる限り協力するという考え方もあります。)

来た警察の人は30歳くらいの人1名でしたが、メジャーで長さを測り、周辺の視野などを確認していました(外部犯か内部犯かの確認?)。
刑事ドラマで見るような事件現場の感じが出ていました。

盗難にあうと困ったこと

SuicaとPASMO

決済で現金を使っているつもりでしたが、PASMO、Suicaで結構決済していました。
記名Suicaで一時的に対応しましたが、オートチャージもなくかなり不便です。

現金を出して、支払って、おつりをしまうまでの手間をものすごく感じました。

一方で、お金を使う時現金を出す実感があるので、無駄遣いは控えると思います。

1万円の重要性

妻からあずかった1万円ですが、免許証の再交付で6,000円くらいかかりました。
内訳は、免許センター(神奈川は相鉄の二俣川駅)までの往復電車代1,500円、証紙代3,500円(再交付)、スピード写真800円の5,800円。

昼食代や、記名式Suicaを取り急ぎ準備したりすると大体1万円かかります。
妻が渡そうとした時に、「そんなに要らないよ、大丈夫。」といいつつあずかったのですが、あれで5,000円しか貰わなかったら免許再交付ができなかったところです。

免許センターの距離ややることにより増減しますが、財布をなくした日にお金をなんらかで持っていけるなら、1万円以上持っておくと安全です。

免許(本人確認書類)がないと何もできない

盗難事件をふりかえって思うのは、盗難後のカード等の再交付では、殆どの場所で本人確認を要求され、失くした物と一緒に免許証を失くしているのでものすごく不便でした。(パスポートはあるので最悪対応可能ですが。)

運転もできません。

上述の通り1万円くらい費用がかかりますが、「まず必要なものは免許証」です。

午後一番に到着できれば、ほぼ確実に当日に再交付できるので、1日休みをもらえたら最優先で復活させましょう。

今後の反省点

盗難した人は悪いのは間違いないですが、盗まれた自分にも原因があると思っています。

「余計なものは持ちあるかない。」ということです。

現金は通常2万円を持っていれば多いほうで、給料日直後にお金を持っていたことを不運としか思えないのですが(だから持ってかれたという話もある)、カードは、こんなに要るのかと思えました。

財布に入るからいくつも入れていましたが、キャッシュカードは1枚、クレジットカードも1枚、Suicaも一体型1枚、保険証にすればよいわけです。
あとはTポイントカードが入るか否かくらいです。

持ち歩くカードを減らすと、なくしたときの被害(手間)が少ないこと、無駄遣いが減ること(副次的ですが)がメリットになります。
盗まれる前提で考えるのは若干問題ですが、盗まれた時の被害を大きくする必要はありません。

結論はつまらないものになりましたが、盗難には気をつけてください。

なお、控除額は(所得の10%には届かない損失なので)ゼロですが、後学のため、確定申告に雑損控除を計上してみようかと思います。

それにしても、10万円あれば、余裕を持った旅行を1回楽しむことができます。

JR北海道の日高本線(もはや跡地?)をバスで見に行くプランも立てられるのにな、と思ったりしますね。
実に悔やまれます。
 

ともあれ、今後被害に遭う人が出ないこと、被害にあっても軽微なものであることを祈っています。

無いと気づいた時に、本当にがっかりするので。

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